研究課題/領域番号 |
13450152
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤原 英二 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (20211526)
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研究分担者 |
北神 正人 千葉大学, 工学部, 助教授 (20282832)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
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キーワード | 文書データ圧縮 / 無歪データ圧縮 / Huffman符号 / 算術符号 / Ziv-Lempel符号 / 類パターンマッチング法 / UEP(不均一誤り保護) / 誤り回復 / 双方向伸長 / 類パターンマッチング / 不均一誤り保護(UEP) / Ziu-Lempel符号 / 誤り制御符号(ECC) / 均一バースト誤り訂正符号 / 不均一バースト誤り訂正符号 / LZ-77符号 / LZSS符号 / CRCチェック / 2重化 / Huffman 符号 / ランダムビット誤り / バースト誤り / バイト誤り / 誤り制御符号 |
研究概要 |
本研究では文書データの圧縮に利用される無歪データ圧縮において、圧縮データに生じた誤りによる影響から伸長後のデータを保護し高信頼化する手法を提案した。具体的手法は下記のとおりである。 1.圧縮データの後方からも逐次伸長可能なHuffman符号を利用した誤り回復手法を提案した。生じた誤りまでの前方と後方からの伸長結果に生じる重複を利用して誤りの位置を特定し、誤りを除去することで誤り回復を行う。 2.算術符号の出力を固定長のブロックに分割し、伸長の過程で用いる変数を伸長器の内部状態ととらえて各ブロックの先頭に挿入することにより誤り検出および、誤り状態からの回復を行う手法を提案した。検査情報を追加してバースト誤りの生じたブロックの回復が可能となる手法も提案した。 3.Ziv-Lempel符号における圧縮データには誤りが生じたときの影響が大きい重要部分があることに着目し、重要部分を他の部分よりも強く誤りから保護するUEP(不均一誤り保護)の考えに基づく手法を提案した。重要部分に何重にも検査情報を付加して誤り訂正能力を強化する入れ子構造を用いた手法、及び圧縮データを重要部分と他の部分に分離して誤り制御符号化する手法を提案した。 4.LZ77符号とHuffman符号による2段階圧縮に対する手法に対して、LZSS符号(LZ77の改良版)の出力を要素ごとに別々にHuffman符号化する手法を提案した。ビットの再構成を用いて符号語の開始位置を固定し、Huffman符号の1符号語に生じた誤りが他の符号語に波及することを防止する。 5.パターンマッチングを用いた圧縮法の1種である類パターンマッチング法に対して、中間符号語中の重要な部分を誤り制御符号で符号化し、他の部分を誤り回復可能なエントロピー符号で圧縮する手法を提案した。
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