研究課題/領域番号 |
13450159
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村上 孝三 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (10273731)
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研究分担者 |
木下 和彦 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (40304018)
戸出 英樹 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (20243181)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2001年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | WDM / マルチメディア / ルータ / ホロニックネットワーク / ハードウェア設計 / バッファ制御 / モバイルエージェント / Agent Gateway / CDM / Gold符号 |
研究概要 |
本研究では、ホロニック光情報ネットワークのマルチメディア統合スイッチングの実現に向けて、1.WDMとTDMの要素を併せ持つ波長群ルーチング網を前提とし、トラヒックデマンド変動に強靭な波長群パス設計法を確立すること、2.QoS保証を実現するためのバッファ管理方式に対するハードウェア設計の可変長パケット・マルチポート対応への機能拡張ならびに高速化への性能改善、ならびに実証実験システムの構築、3.エージェントゲートウェイ論理網におけるモバイルエージェント移動規律の確立とそのプロトタイプ構築の3点から研究を推進した。具体的に、1.では、Full UnitとHalf Unitという波長幅の概念を導入し、デマンド変動に対する柔軟な波長群パスの波長幅変更を可能とする新たなパス設計法(2階層方式)を提案し、性能評価を通じて有効性を確認した。2.では、QoS保証を実現するため、アクティブフローを独自で管理し、それに基づきバッファ空間を論理的に割当て、Pushoutパケット廃棄機構、転送スケジューリング機構の両面から、フローの差別化、QoSの改善を図るバッファ管理制御方式のハードウェア機能設計を行った。また、ハードウェア記述言語VHDLで作成し、実際に論理合成を行った結果、0.18μm CMOSテクノロジで47Kゲート、約135MHzの動作を達成することができた。仮に、64byteの制御パケットのみが連続到着する条件下でも11.5Gbpsの処理速度を達成できた。3.では、ホロニック光情報ネットワークの制御系を司るエージェントゲートウェイ論理網上で、複製を作成しながら同時並行的に移動するモバイルエージェントによりジョブを遂行する際に、ジョブ当りの仕事量の公平性を実現する複製・移動の規律を提案し、その動作規律に基づき実行可能なプロトタイプシステムをjava言語により実際に構築した。
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