配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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研究概要 |
目的:聴覚に加えて,指先位置体性感覚,指先触覚などのマルチモーダル感覚を動員して視覚情報を呈示する技術を開発. 言語によるオブジェクト属性通報方式 ・道路4,5本,オブジェクト10個の略地図での実験の結果,メンタルマップ生成には,他のモードに比べて4chスピーカを用いた絶対座標系ベース俯瞰モードが,1音呈示モード,身体座標系(移動座標系)による没入モード(2chステレオ音,4chステレオ音)に比べ,有意に有効. ・俯瞰モードは約289[s]の時間,約73%の正解率でメンタルマップ生成.しかし,被験者の心理的負担は大. 指先誘導マニュピレータによる指先触覚の呈示,指先位置感覚援用インタラクション ・2自由度パラレルリンクマニュピレータ,およびマニュピレータ手先の1自由度回転型アクチュエータから構成される指先誘導マニュピレータを開発.手先アクチュエータの回転軸にはノブが取り付けられ,被験者はノブをつまむ形でシステムを使用.ノブの位置は呈示される図の輪郭を辿り,ノブの方向はトレースする方向を示す. ・リンク長,サーボモータ間隔,タッチパネル座標系の並進移動と回転,タッチパネルディスプレイの画素の縦横比,サーボモータ指令値/回転角度変換のための0次係数と1次係数,計13個ものパラメータを較正する手法を開発し,絶対位置決め精度(標準偏差)を較正前の30〜40[pixel](=10〜13mm)から5〜7pixel(1.5〜2.0mm)へと大幅に向上. ・自由に何周でも呈示図形(不定形5角形)の輪郭をトレースさせる実験では.(1)ノブを使用しない"誘導モード"は,(2)ノブを使用する"指示・誘導モード",(3)レーズライタによる"触図モード"に比べて,知覚時間に関してはいずれもほぼ同程度の性能.しかし,使用時のストレスの観点での使用感に関してはノブ使用が有意に有効.
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