研究課題/領域番号 |
13450181
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
大津 政康 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80109016)
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研究分担者 |
重石 光弘 熊本大学, 工学部, 助教授 (50253761)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | アコーステイック・エミッション / コア試験 / 損傷力 / 圧縮試験 / 弾性係数 / アコースティック・エミッション / 損傷力学 / アコーステイツク・エミッション / 圧縮強度 |
研究概要 |
コンクリート材料の研究・技術開発に関連する諸問題は、これまで主に論じられてきた建設・施工技術に関するものから環境問題に係るものへと移り変わりつつある。その中で最近特に注目され始めた問題に、既存コンクリート構造物の環境劣化に対する維持・管理がある。我が国の社会資本として整備されてきた大量の社会基盤を構成するコンクリート構造物に、経年劣化や様々な災害による被害を受けた事例が近年数多く報告されるようになり、劣化とか損傷の程度を速やかに評価し構造物の機能維持のために必要な措置を講じる技術の開発が求められている。この現状は世界的にも注目され、維持管理に関連する技術開発は研究の急務と考えられている。そこで、コンクリート損傷度の定量的な評価技術を、アコースティック・エミッション(AE)法を適用し開発することにした。 本研究では、AEレートプロセス解析をコア・コンクリートの圧縮試験に適用し、損傷度評価の手法の開発を行った。その場合には、コンクリートの損傷累積を、理論的に取り扱う必要があることより損傷力学と結び付けることにした。これは、維持管理に関連するコンクリート工学の分野では革新的な試みと言える。コンクリートの維持管理に関して損傷度評価手法の開発は、多くの要因が関連し、特に初期値を用いない手法については、世界的にも未知の分野と言える。したがって、本研究は、最先端といえるコンクリートの損傷力学の概念を用い、世界的に注目されている豊富なコンクリートのAE研究に関する成果に基づいて、損傷度の定量的な評価法を開発したものである。
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