研究課題/領域番号 |
13450207
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
柴崎 亮介 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (70206126)
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研究分担者 |
史 中超 東京大学, 空間情報科学研究センター, 客員助教授 (70311636)
上田 穣 (上田 稔) 会津大学, ソフトウェア学科, 講師 (10254062)
趙 卉菁 東京大学, 生産技術研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
2002年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2001年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | レーザスキャナ / スリーラインセンサ(TLS) / データ融合 / 高空間データ / 3次元計測技術 |
研究概要 |
都市を対象とした高精細な3次元数値地図を自動作成する手法の開発を行った。空からのデータ取得と路上からのデータ取得の両方からアプローチし、両者を統合した点に大きな特色がある。 1.車両からの3次元データ取得と地物の自動認識 車載レーザスキャナから得られる3次元データを対象に、地物の自動認識技術を開発した。都市内の地物を対象とし、道路、樹木、車両、建物ファサードに加え、ガードレール、ガードパイプや、標識などの線状構造物の自動抽出・分類を試みた。停車中の自動車や街路樹の陰にならないような場合にはかなり高い成功率で抽出できる。 2.半自動3次元モデリングシステムの開発 車載レーザスキャナから得られる3次元データを対象に、半自動的に、すなわちオペレータが簡単に指示することで、それに基づいて自動的に3次元モデルを構築する手法を開発した。都市地物は形状が複雑であり、また街路樹などによる隠蔽も大きく、自動的に完全な3次元モデルを構築することは不可能である。そこで、自動化が困難な箇所に関しては半自動手法を適用することで、全体として非常に効率的に3次元モデルを構築することが可能になった。 3.ヘリ搭載センサからの3次元マッピング手法の開発 ヘリに搭載されたスリーラインセンサ(TLS)から建物を中心とした都市地物の3次元マッピングを行う手法のうち、既存の2次元地図などを所与とすることで、自動化比率を非常に向上させることに成功した。さらに、半自動3次元モデリング手法と組み合わせることで、3次元モデルの製作工程全体を効率化することに成功した。また、これにより車載レーザデータとヘリ搭載センサデータを融合して3次元モデルを構築することが容易になった。
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