研究分担者 |
吉村 英祐 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50167011)
横田 隆司 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20182694)
阪田 弘一 京都工芸繊維大学, 造形工学科, 助教授 (30252597)
飯田 匡 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40335378)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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研究概要 |
(1)郊外における地域施設の実態とその評価 施設の<誘導>という新しい手法を取り入れているニュータウン,郊外に立地する大規模商業施設周辺,都心部など様々な地区を対象として,地域施設の状況を調査し,各地区における施設発生の特徴を明らかにした。 また,一般的な公共施設に対する意識についてアンケート調査を行った結果,公共施設の建築は抑制すべきという意見が高いこと,住民が望む施設種別は福祉,文化,教育,スポーツ施設の順であることなどがわかった。 (2)公的賃貸集合住宅団地の住環境とその評価 公的賃貸集合住宅団地における魅力度を物理的環境ならびに居住者評価から分析を試みた結果,団地により物理的な住環境が大きく異なること,住民は物理的な住環境を的確に把握していること等がわかった。さらに,共分散構造分析により分析し,4つの潜在変数で構造化できること,年齢などの属性別にモデル構造が異なるわけではないこと,経年変化により4変数の重みが変化していることなどを明らかにした。 (3)郊外ニュータウンの持続的発展方策 郊外ニュータウンを対象として居住者にアンケート調査を行った結果,住民の今後の街づくりへの嗜好,定住意向,地域施設満足度,コミュニティ形成過程における居住者参加の必要性についての知見を得た。 (4)ニュータウンにおけるコミュニティ施設の整備課題 千里ニュータウンにおけるコミュニティ施設の調査を検討した結果、地域内の住民,特に高齢者にとって、気軽に活動する場所であること,また他地域の交流拠点になっていることを明らかにするとともに,街角広場・公民館・小学校空き教室という異なったタイプのコミュニティ施設間の連携について新しい提案を行った。 以上、予定した研究内容をほぼ遂行できたと考える。
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