研究課題/領域番号 |
13450247
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
戸沼 幸市 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50063566)
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研究分担者 |
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
後藤 春彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70170462)
三宅 諭 岩手大学, 農学部, 講師 (60308260)
佐藤 洋一 早稲田大学, 大学院・国際情報通信研究科, 講師 (10277832)
井手 久登 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (70011905)
井出 久登 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
16,700千円 (直接経費: 16,700千円)
2003年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2002年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2001年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | ソウル / 都市空間 / 都市形成史 / 環日本海 / 中国東北地方 / 韓半島 |
研究概要 |
本研究は、東北アジア地域(中国東北部・韓半島・極東ロシア)における近代以降の都市空間の形成を歴史的な観点から明らかにするものである。2003年度においては、韓半島のソウルを対象とした。2003年8月から9月にかけて、現地学術機関・行政機関などにおいて、関連する研究者に協力を受けながら、現地調査を行った。東北アジアの都市形成を捉えるためには、近代初期から欧米列強と日本の覇権争いの場となった都市空間の形主体を理解することが欠かせない。したがって今年度は、韓半島における帝政ロシアと日本による都市形成過程を多様な主体関係の変遷を追いながら調査・分析した。 韓半島のソウルにおける、1.都市全域における市街地形成過程、2.旧居留地地区における空間構造の変容過程、3.施政者・民間人の活動による都市計画、4.歴史的建築物・都市施設の類型と把握、という内容を軸にして調査を行った。以上の成果のもとで、韓半島を中心として、中華人民共和国、日本国、ロシア共和国の一部を含めた、県日本海、北東アジア圏の都市空間の形成過程を、人々の居住とモノの移動、情報の伝達という視点から明らかにし、環日本海生活圏の可能性と将来像を探求した。 私たちは東北アジアにおけるソウルの地理的条件に着目したい。ソウルは現在も拡大を続ける巨大都市の一つである。しかも東京に比べて東北アジアの主要都市に近く、新港や新空港の整備と共に発展し続けている。環日本海地域において、将来、今まで以上に人的・物的な交流が情報の交流を伴って行われる際には、ソウルが中心拠点、また、ターミナル拠点となることが出来る。 また、今回、ソウルが様々な人々を受け入れる余地があり、既に世界中の大手IT企業などが参入してきていることを確認した。今後の韓半島の動向が、環日本海生活圏の未来に大きく影響してくるであろう。
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