研究課題/領域番号 |
13460040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 佐賀大学 (2002) 名古屋大学 (2001) |
研究代表者 |
永野 幸生 (2002) 佐賀大学, 総合分析実験センター, 助教授 (00263038)
佐々木 幸子 (2001) 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (00026519)
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研究分担者 |
佐々木 幸子 株式会社コンポン研究所, 特別研究員
永野 幸生 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助手 (00263038)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2002年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | 脂肪酸合成 / アセチルCoAカルボキシラーゼ / Znフィンガーモチーフ / 金属イオン / 亜鉛イオン / アセチルCoA / マロニルCoA / カルボキシラーゼ / カルボキシルトランスフェラーゼ / Zn-フィンガーモチーフ |
研究概要 |
脂肪酸合成には主に二つの酵素が必要である。アセチルCoAからマロニルCoAを生成するアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)と脂肪酸合成酵素である。中でもACCaseは鍵酵素であり、脂肪酸合成の最初のステップを触媒し、油合成量を決めている。この酵素は二つの活性からなっている。ビオチンカルボキシラーゼとカルボキシルトランスフェラーゼ(CT)である。葉緑体や細菌のカルボキシルトランスフェラーゼのアミノ酸配列を調べると、Znフィンガーモチーフに似た配列が保存されている。これまで、このモチーフと酵素活性にどのような繋がりがあるのかは不明であった。Znフィンガーモチーフは、様々な重要な機能をしていることがよく知られているので、このモチーフと酵素活性の間に相関があると仮定し、それを証明する実験を行うことを当研究の目的とした。 これまで、カルボキシルトランスフェラーゼ(CT)を精製するために酵素にヒスチジンタグをつけて実験を行っていた。しかし、ヒスチジンタグ自体も金属と強く相互作用してしまうので、Znフィンガーモチーフと酵素活性の相関はわからなかった。そこで、キチン結合ドメインを融合したCTを大腸菌で発現させて、精製し、モチーフと活性の相関を調べた。その結果、1)Znフィンガーモチーフを削除すると酵素活性がなくなること、2)キレート剤で配位している金属を除去すると酵素活性がなくなること、3)高周波プラズマ発光分光分析装置により配位している金属が亜鉛であること、がわかった。 以上より、CTのZnフィンガーモチーフには亜鉛イオンが配位しており、この亜鉛イオンの結合が酵素活性に必須であることがわかった。
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