研究課題/領域番号 |
13460065
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
久保 隆文 東京農工大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00015091)
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研究分担者 |
荻田 信二郎 富山県立大学, 工学部, 助手 (50363875)
笹本 浜子 横浜国立大学, 環境情報研究院, 教授 (60334629)
川合 伸也 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90202027)
荻田 信仁郎 奈良先端科学技術大学, 大学院, 研究員
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | 不定胚形成細胞 / アカマツ / スギ / 不定胚 / アミノ酸 / プロトプラスト / 微小培養シャーレアッセイ / CjNdly / 不定胚形成能カルス / ポリアミン / オルニチン / 細胞融合 / 相同性 / CjNdly塩基配列 / 針葉樹種 / 未成熟胚 / ECs / 不定胚成熟化 / ABA / 単離酵素条件 / 遺伝的変異 / 成熟・未成熟胚 / 不定胚形成能 / オーキシン類 / プロトプラス化 / embryonal region / 遺伝的変異性 |
研究概要 |
本研究では、(1)アカマツ(Pinus densiflora)の不定胚形成細胞(ECs)誘導および不定胚形成、(2)スギ(Cryptomeria japonica)の不定胚形成とその制御要因、(3)プロトプラスト化、細胞融合による体細胞雑種作出と植物体再生系、(4)FLORICAULA/LEAFY遺伝子と相同性を持つスギ由来のCjNdly遺伝子の単離と解析、について検討し、多くの成果を得ることができた。 (1)未成熟胚から誘導されたアカマツのECsの継代には、1250mg/l濃度のL-glutamine及び1000mg/lのPVPを添加したmDCR培地が、不定胚の形成には30μMのABA、6%のマルトース、及び10%のPEG8000を添加したmDCR培地が効果的であった。 (2)カラマツ、エゾマツ、スギ培養細胞の組織形態観察と内生アミノ酸のHPLC定量により、各培養細胞特異性が分かった。この結果を受けて外生アミノ酸を適宜改変することにより、難培養スギにおいて不定胚からの植物体再生系が確立できた。すなわち、内生アミノ酸量をモニターすることで細胞の分化特性解析・評価および、高分化性細胞の早期選抜ができると結論した。 (3)微小培養シャーレを用いたプロトプラストアッセイ手法によってカラマツ、スギのプロトプラストの単離・最適培養条件が早期に検索できた。また、プロトプラスト中の微量内生植物ホルモン量を定量することによって培養条件検索の効率化が可能になった。さらに、針葉樹プロトプラストの融合可能、カロース特殊繊維の形成条件を明らかになった。 (4)花芽分化に関与する転写因子をコードする遺伝子族FLORICAULA/LEAFY familyと相同性を有するスギ(Cryptomeria japonica D, Don)の遺伝子CjNdlyの単離と解析を行い、CjNdlyは被子植物においてFLORICAULA/LEAFY familyが花芽分化に重要な役割を果たすのと同様な機能を裸子植物であるスギにおいても果たしていると推察した。
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