研究課題/領域番号 |
13460144
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 雅志 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (40134043)
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研究分担者 |
上埜 喜八 東京農業大学, 生物産業学部, 助教授 (30223481)
中村 郁郎 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (50207867)
石川 隆二 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (90202978)
石井 尊生 神戸大学, 農学部, 助教授 (20260648)
佐藤 洋一郎 東北大学, 総合地球環境学研究所, 教授 (20145113)
宍戸 理恵子 日本大学, 生物資源科学部, 助手 (90307819)
島本 義也 北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00001438)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2003年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2002年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2001年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 野生イネ / データベース / 環境適応 / ミトコンドリアDNA / 染色体 / クロロプラストDNA / マイクロサテライト / 画像データ |
研究概要 |
育種技術の進展にともない、育種への野生イネの利用が検討されつつある。これまでの熱帯および亜熱帯アジア地域から収集され保存されている野生イネに関するデータベースの構築を目標として、この研究では下記に示す項目に関する1次データの集積を目的とした。1.野生イネの採取地の緯度、経度、周辺の地形、水位などのフィールド・データを整理した。2.種子の形態、発芽、休眠、幼植物の低温耐性について調査した。3.ミトコンドリアDNAの多型解析方碑を検討し、1次データを集積した。4.Gリピートのみられた第3イントロン領域を標的として調査をすすめ、Oryza属の種を識別するマーカーを見出した。この方法でえられたデータは、採取後の維持管理ならびに現地採取後の種の簡易判定に用いることができると結論した。5.葉緑体DNA上のrp116-rp114遺伝子間領域(PSID ; plastid subtype identity)配列およびRNAポリメラーゼI遺伝子(PolI)のイントロン配列の多型を解析し、葉緑体PSID配列および核のPolI遺伝子SNP多型はイネ系統を特徴づける有効な情報になることを見出した。6.ミャンマー国から採集してきたAAゲノム種について、FISH方を用いて45S rRNA遺伝子の体細胞染色体上へのマッピングをおこない、その遺伝子のサイト数に変異が見出された。7.AAゲノム種に分類される5野生種について、葉緑体ゲノムサテライト座における多様性について調査し、平均0.34と以前に調べた栽培イネの0.28に比較して高いことを見出した。8.Oryza属の種や系統を判別するための情報となる種子の画像データを収集し、穎の色、芒の有無および長さ、護頴の有無やその長さ、ふ毛の有無、長さ、密度などについて解析した。
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