研究課題/領域番号 |
13470006
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
|
研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
千田 隆夫 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (10187875)
|
研究分担者 |
長谷川 義美 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (40288494)
肥田 岳彦 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (20097736)
仁木 一郎 大分大学, 医学部, 教授 (10262908)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
|
キーワード | インスリン分泌 / MIN6細胞 / B細胞 / フォグリン / グルコース刺激 / カルモジュリン / アポトーシス / カベオリン-1 / γ-チュブリン / インスリン顆粒 / カルシウムイオン / CaMマウス / トルブタミド / 神経型NO合成酵素 / MIN6 / 顆粒運動 / GFP |
研究概要 |
1.GFPのC末端にフォグリンタンパク質が融合する発現ベクターを構築し、これを用いてMIN6細胞にGFP-フォグリンを発現させることができた。 2.インスリン顆粒運動の制御機構に関するいくつかの新しい知見が得られた。 (1)glucoseによってMIN6細胞におけるインスリン顆粒の運動が促進した。calmodulin阻害剤W-7はglucoseによる顆粒運動促進効果を抑制し、ミオシン軽鎖キナーゼ阻害剤はこの顆粒運動促進効果を抑制した。 (2)Ca^<2+>チャネル阻害剤(nifedipine、nitrendipine)は、glucoseによる顆粒運動促進効果を抑制しなかった。 (3)K_<AIP>開口剤(diazoxide)は、glucoseによる顆粒運動促進効果を抑制しなかった。 (4)Glucose刺激によってMIN6細胞内のリン酸化ミオシン軽鎖(MLC-mp)が増加した。 3.膵B細胞特異的カルモジュリン過剰発現マウス(CaMマウス)の膵島の変化を検索した。 (1)CaMマウスは、低インスリン血症を伴う高血糖を呈した。 (2)3週齢と5週齢のCaMマウスの膵島ではB細胞が激減しており、B細胞のアポトーシス像が見られた。 (3)カルシウム流入によりインスリン分泌を引き起こすスルホニル尿素剤(トルブタミド)を腹腔内投与することによって、CaMマウスのB細胞のアポトーシスはさらに強く誘発された。 (4)NO合成酵素阻害剤であるL-NAMEを腹腔内投与すると、CaMマウスの高血糖は部分的に阻止された。 4.MIN6細胞にカベオリン-1の発現が認められ、微小管形成中心のγ-チュブリンと共局在した。グルコース刺激によってカベオリン-1のシグナルが減弱した。
|