研究課題/領域番号 |
13470042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森 茂郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
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研究分担者 |
守山 正胤 鳥取大学, 医学部, 助教授 (90239707)
佐藤 均 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70183829)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2002年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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キーワード | 悪性リンパ腫 / 胚中心 / bcl-6 / メチオニン アミノペプチダーゼ / snoRNA / B細胞 / pim-1 / met-ap2 / U50HG |
研究概要 |
悪性リンパ腫の諸亜型の中で最大の亜型である瀰漫性大細胞型Bリンパ腫(DLB)の発生の分子機序を症例個別的に明らかにすること、およびそれを通じて本亜型の再分類をすることを目的に、本助成金をいただいて研究を行ってきたが、本年度は最終年度にあたり、これまで継続してきた、本亜型に高発現し、正常組織ではリンパ装置胚中心B細胞に特異的に高発現する2種の遺伝子metAP2およびU50HG 2についての研究を完了させ、論文を作成すると共に、あらたにCholesterol ester transfer protein(CETP)が胚中心B細胞に高発現していることを見出し、論文にまとめた。U50HG遺伝子については、マウスホモログ遺伝子を同定する研究を終了し、論文にまとめた。遺伝子の進化論の上で非常に興味ある結果であった。MetAP2遺伝子についてはこれが胚中心B細胞と共通の性格を示すDLBにおいて特異的に高発現していることを論文にして発刊し、ひきつづいてこの分子の胚中心における機能と、それを抑制することによる腫瘍増殖効果についても明らかにし、この点についても論文をまとめた。CETPについては、本研究の過程から生じた、従来この分子の機能について知られていないあらたな知見であった。
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