研究課題/領域番号 |
13470047
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上出 利光 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (00160185)
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研究分担者 |
今 重之 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助手 (90344499)
猪部 学 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助手 (10312414)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2001年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | 胸腺細胞 / アポトーシス / 遺伝子導入マウス / ステロイド / カスペース |
研究概要 |
1.グルココルチコイド(GC)刺激による胸腺細胞のアポトーシスの分子機序に係わるTDAG8遺伝子を強制発現させたトランスジェニックマウス(TG)を作成した。 2.GC刺激により胸腺細胞のアポトーシスは、TGマウスの対照群に比して著名に増加し、その主体はCD4^+CD8^+胸腺細胞であった。アポトーシスは、胸腺皮質で著明であった。 3.TGと対照群において、これまでアポトーシスに関与することが知られている遺伝子の発現をRNAse Protection Assay法にて検討した。その結果、FasL,FADD,TRAIL,TNF-Rp55,TRADDの遺伝子発現に差は認められなかった。従って、従来のアポトーシスとは、異なる機序でTDAG8は、アポトーシスに関与していることが示唆された。 4.TGでは対照群に比して、アポトーシス時に、発現変化する遺伝子をDNAマイクロアレイ法にて検討した。c-MybとDok-2の発現が著名に減少していた。TGではc-Mybが減少することにより、bc1-2の発現が減少し、GCによるアポトーシスが亢進すると考えられた。 5.TGでは対照群に比し、カスペース3,8,及び4の活性が亢進していた。
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