研究課題/領域番号 |
13470068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
齊藤 隆 (斉藤 隆) 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50205655)
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研究分担者 |
山崎 晶 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (40312946)
高瀬 完 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (40333489)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
2002年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2001年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 胸腺分化 / プレT細胞レセプター / pTα鎖 / RIT / ノックアウトマウス / ラフト / トランスジェニックマウス / Th1 / Th2 / Ebox / E2A / HEB / プロモーター / 転写制御 |
研究概要 |
プレT細胞レセプターは、pre-TCRα鎖(pTα)とTCRβ鎖からなり、胸腺でのT細胞分化の過程において重要な役割を果たしている。本研究では、昨年度にpTα鎖の転写調節を解析し、プロモーター領域を詳細に調べた。今年度は、pre-TCR複合体を介するシグナル伝達機構を解明するために、昨年度単離した新たなcDNA, RITの遣伝子欠損マウスを作製することができ、このマウスの解析を行った。また、pTα鎖が、常にラフトに存在していて、constitutiveな活性化シグナルが入るとする報告を解析するために、LAT-CD3εキメラ分子を作製して、細胞とマウスに発現させて、その機能を解析した。 (1)RITはpTα発現細胞からサブトラクションによって単離した分子で、CD25^+DN/DP胸腺細胞に限局して発現することが解り、定法に従ってノックアウトマウスを作製した。その結果、この限局した発現パターンにも関わらず、胸腺の分化には変化が生じなかった。しかし、HY特異的TCRトランスジェニックマウスとの交配では、胸腺の分化選択に役割を果たすことが示唆された。一方、末梢には発現しないと考えていたものの、活性化に伴って弱く発現することが判明し、Th1/Th2分化にも少なからず調節に関わることが示唆された。 Pre-TCR複合体が常にlipid raftに存在して分化シグナルを導入しているとすると、ラフトに局在させたCD3分子のITAMを介して分化シグナルが入る可能性が考えられる。そこで、ラフト局在分子LATとCD3ε鎖の細胞内領域とのキメラ分子を作製し、細胞に導入するとともに、トランスジェニックマウスを作製した。細胞トランスフェクタントの解析から、LAT-CD3εキメラ分子は、ラフトの局在することが判明した。トランスジェニックマウスをRag欠損マウスと掛け合わせて、その胸腺分化を解析したところ、予想のように、DN細胞しか存在しないRag-KOマウスの胸腺にDP細胞が出現することが判明した。
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