研究課題/領域番号 |
13470073
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 佐賀大学 (2004) 佐賀大学(医学部) (2001-2003) |
研究代表者 |
木本 雅夫 佐賀大学, 医学部, 教授 (40153225)
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研究分担者 |
長澤 浩平 佐賀大学, 医学部, 教授 (00108721)
三宅 健介 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60229812)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,600千円 (直接経費: 13,600千円)
2004年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | MD-2 / リコンビナント蛋白 / 大腸菌発現 / CD14 / LBP / リガンド / LPS / サイトカイン / リコンピナント蛋白 / TLR4 / RP105 / 川崎病 / アイソフォーム / 融合蛋白 / 変異蛋白 / MD-1 / SLE / 自己抗体 / CHO / ノックアウト / キメラ蛋白 / トランスフェクタント |
研究概要 |
(1)TLR4、RP105分子構造の解明 MD-2、CD14、LBP分子の大腸菌発現による高純度精製品を得た。これらを使って、LPSとの結合様式の解明をおこない、結合に必要な領域の同定、およびCD14とMD-2のLPSに対する結合様式の相違を解明した。 (2)TLR4およびRP105に対するリガンドの解明 MD-2分子が病原体構成成分LPSに直接結合することを見出した。MD-1分子は、機能的にはLPSの刺激伝達に関与するが、LPSとの直接結合は認められない。MD-1およびMD-2分子のアミノ酸変異蛋白を作成し、LPSとの結合を検討することにより、LPS結合部位の解明をおこなった。 (3)免疫疾患におけるTLR4、RP105分子と病態との関連 SLE患者においてRP105陰性の活性化された細胞が増加している。RP105陰性細胞を5日間培養するとIgGおよびIgM産成が認められ、これはSACあるいはIL-6刺激による増強された。抗dsDNA抗体はSEL患者のRP105陰性細胞からのみ産成が認められた。すなわち、この細胞集団は活性化された状態にあり、SEL患者での自己抗体およびポリクローナルな抗体の産生に関与していることが示唆される。 (4)TLR4、RP105リガンド類似合成物質による刺激伝達の人為制御方法の開発 MD-2分子のalternative splicingによるshort form(sMD-2)の存在をRT-PCRにて見出した。sMD-2は、通常のMD-2のdominant negative分子として機能する可能性があり、LPS刺激の人為操作への応用が期待できる。MD-2分子に対するモノクローナル抗体を作成し、そのうちの幾つかはTLR4/MD-2分子に結合して細胞内へ刺激を伝える機能が認められた。刺激の結果、マクロファージからのサイトカイン産生を誘導することが出来た。
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