研究課題/領域番号 |
13470097
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
永井 正規 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90124403)
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研究分担者 |
柴崎 智美 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20235568)
太田 晶子 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20337554)
石島 英樹 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (20339146)
泉田 美知子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50306346)
高橋 美保子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50255121)
渕上 博司 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20219075)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | IGT / 一次予防 / 糖尿病検診 / 経口糖負荷試験 / 市町村保健センター / 介入研究 / コホート / 糖尿病 / 健康教育 / 検診 / 健康日本21 / 個別健康教育 |
研究概要 |
<研究目的> 地域として糖尿病のハイリスク群を早期に確認把握し、個人に応じた効果的な保健活動を展開していくための方法を明らかにすることが目的である。 <研究計画> N県O町において、経口糖負荷試験(OGTT)を1991、1996年に続き2001年度にも住民を対象として実施した。1991年以来の糖尿病検診結果を個人単位で整理し、糖尿病の有病状況、耐糖能の変化の現状を把握し、変化に関連する要因を明らかにした。過去の糖尿病検診受診者に対する生活調査の結果からその地域の課題を整理し、事後指導プログラムを作成した。2001年度糖尿病検診でIGTを対象に事後指導を実施し事後指導終了時にOGTTを行って指導方法の評価を行った。過去の検診受診者の死亡状況を確認し、OGTTの判定結果別の死亡率を比較した。糖尿病の診断基準やHbA1cの基準の有用性について検討した。 <結果> 糖尿病検診で糖尿病、IGTと判定される者の割合に大きな変化は見られなかった。5年間隔で耐糖能正常者の耐糖能悪化と関連する要因として、肥満、高血圧が、さらに10年間隔では、喫煙や飲酒などの生活習慣の関与が指摘された。個別指導を取り入れた集団での事後指導が有効であり、指導方法に工夫を加え、糖尿病指導マニュアルを作成した。9年間の耐糖能別の死亡率では、女で若干IGT, DMの死亡率が高くなる傾向が認められたが、男では明らかでなかった。糖負荷試験を基準とした場合のHbA1c検査の精度は高くなく、スクリーニング検査として用いる場合や、頻度の把握においては十分な注意が必要であることが明らかになった。 <まとめ> 糖尿病の一次予防を目的として市町村保健センターが地域住民の耐糖能正常からの耐糖能の悪化を継続して観察し管理するシステムを検討した。今後2006年度にOGTTを用いた糖尿病検診を実施し、一般化できるシステムを検討する。
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