研究課題/領域番号 |
13470106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐々木 毅 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50110656)
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研究分担者 |
宗像 靖彦 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (20271950)
張替 秀郎 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (50302146)
亀岡 淳一 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (30261621)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2002年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2001年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
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キーワード | 全身性エリテマトーデス / 抗DNA抗体 / ループス腎炎 |
研究概要 |
1.抗DNA抗体O-81が全身性エリテマトーデス(SLE)の腎障害性抗体である事を確認した。すなわち活動性ループス腎炎を有するSLE例の末梢血リンパ球をSCIDマウスに注入し、ここでSLE様病態が惹起されるシステムを確立した。この系にO-81リボザイム(ヒトモノクロナル抗DNA抗体O-81をコードするVH遺伝子の発現を選択的に抑制する能力を持つ)を投与するとSCIDマウスでの抗DNA抗体、糸球体での免疫グロブリン沈着の出現が抑制された。 2.SLE例末梢リンパ球のcDNAライブラリーを作成した。このcDNAライブラリーを発現させ、上記の抗DNA抗体O-81と反応しうるペプチドを検索した。プローブとしてO-81VH遺伝子を用いて大腸菌Pin Point^<TM>蛋白発現システムを用いたO-81scFVを作成した。081scFVはssDNAと結合し、かつO-81抗イディオタイプ抗体とも結合し、O-81抗体活性を有することが判明した。O-81scFVとSLEcDNAライブラリーより発現したクロンの結合をtwo-hybrid法にて調べたところ、16の反応クロンを得た。この中からO-81scFVに結合性の高いクロンを選択した。このクロンよりGST蛋白発現ベクターに組み込みリコンビナント蛋白を作成した。 3.同定された蛋白は、抗DNA抗体O-81と反応した。 以上より同定された蛋白はSLEに特異的因子である可能性が高いと考えられる。
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