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潰瘍性大腸炎HLA領域の高密度二塩基反復配列多型を用いた同祖的保存領域の確定-連鎖不平衡マッピングによる潰瘍性大腸炎疾患感受性遺伝子同定を目指して-

研究課題

研究課題/領域番号 13470117
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

本間 照  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90272814)

研究分担者 朝倉 均  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20051451)
猪子 英俊  東海大学, 医学部, 教授 (10101932)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
キーワード潰瘍性大腸炎 / 疾患感受性遺伝子 / 第6染色体 / IBD3 / 相関研究 / 連鎖不平衡 / HLA抗原領域 / 複合遺伝性疾患 / 日本人 / ユダヤ人 / IkBL
研究概要

潰瘍性大腸炎(UC)は遺伝的な要因が発症に関与しているが、複合遺伝性疾患のUCにおいて主要感受性遺伝子の同定は困難であった。しかし、候補探求によってその関連が明らかとなったHLA対立抗原は、UCの遺伝的因子を同定する上で重要である。UCでは、HLA対立抗原そのものが抗原提示機能を介して疾患感受性に関与すると考えられてきたが、海外におけるHLA抗原と潰瘍性大腸炎との関連は一定しておらずHLAと連鎖する非HLA多型性遺伝子が疾患責任遺伝子である可能性がある。我々はHLA領域に近年同定された高度に不均一なマイクロサテライトを検討し、UC患者におけるHLA領域に存在する疾患感受性遺伝子の局在の推定を行った。遺伝子解析についてインフォームドコンセントを得た日本人非血縁潰瘍性大腸炎患者49名と、日本人健常者236名より高分子DNAを抽出し、HLA領域に存在する新規高多型マイクロサテライト20種について、既報に従いその対立多型の検出を行った。同時にA・B・DR HLA抗原に対して血清学的にそのタイピングを行った。各々の表現形は?2 testを用いて検定され、また連鎖不平衡が評価された。日本人UC患者HLA領域のクラスI領域に近いクラスIII領域が(TNFa-C1_2_A領域)、極めてよく保存されていることが判明した。この70kbからなる亜領域には、IkBL、ATP6G、BAT1、MICB遺伝子がふくまれ36のSNPsの存在が確認された。またこの亜領域は、古典的HLA抗原遺伝子座を含んでいなかった。今回我々の明らかにした領域は古典的HLA抗原を含んでおらず、このことは当該領域に存在する疾患感受性遺伝子の同定と機能解析から、疾患原因を論理的に追求し得る可能性を示唆している。今後疾患感受性遺伝子の同定にむけて精力的な研究が必要であろう。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsuzawa J: "Association between K469E allele of intercellular adhesion molecule 1 gene and inflammatory bowel disease in a Japnese population"Gut. 152(1). 75-78 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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