研究課題/領域番号 |
13470129
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
棟方 充 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00209991)
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研究分担者 |
木村 清延 岩見沢労災病院, 内科, 部長(研究職)
大塚 義紀 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90301895)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2003年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | シリカ / 珪肺症 / 感受性遺伝子 / TNF-α / MBL / PMF / 純系マウス / 遺伝子多型 / ヒト |
研究概要 |
3年間で以下の成果を得た. 【マウスモデル】シリカに対する感受性から高感受性マウスC57BL/6J(B6)と抵抗性マウスCBA/J(CBA)マウスを交配させたF2マウスにおいて、各マウスの線維化指標のハイドロキシプロリンを測定した.その後F2マウスから25匹(13匹の高感受性群、12匹の低感受性群)のDNAを用いて約7.4cMの間隔で全染色体について連鎖解析をおこなった.その結果、染色体の3、4、5、6、10、11、14、15番にsuggestive locusが検出された.これらの1ocusを全F2マウス117匹のDNAを用いて連鎖解析を進めたところ第4染色体でsignificant locusが第3および14染色体でsuggestive locusが認められた. 【珪肺症患者の検討】124名の珪肺症患者を胸部レ線所見(ILO分類)にて、カテゴリー1(47名)、カテゴリー2(13)、カテゴリー3(24名)、大陰影を有するPMF(44名)の4群に分けた.肺線維症の候補遺伝子の一つであり、分泌量に関わるTNF遺伝子プロモーター領域-308(G/A)の多型を検討した.結果、珪肺症患者で対照群に比較し有意に-308Aの頻度が高く(P<0.01)、粒状影を持つ珪肺症でPMF群よりも-308Aの頻度が高かった(P<0.05). また、自然免疫に関与するmannose binding lectin(MBL)の多型を珪肺症患者で調べた.粒状影群(94名)、PMF群(48名)、非暴露コントロール群(84名)に分けて、日本人で唯一見られる遺伝子多型コドン54を検討した.結果それぞれのmutant alleleの頻度は、26.8,35.5,17.4%であり、3群間に有意差を認めた.PMFの形成にMBLの関与が示唆された.(755字)
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