研究課題/領域番号 |
13470150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 信州大学 (2003) 自治医科大学 (2001-2002) |
研究代表者 |
池田 宇一 信州大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30221063)
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研究分担者 |
山本 啓二 自治医科大学, 医学部, 講師 (50245073)
根岸 直樹 信州大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30218268)
高橋 将文 信州大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40296108)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2003年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2001年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 再生医療 / 閉塞性動脈硬化症 / 心筋梗塞 / 骨髄細胞 / 血管新生 / 幹細胞 / 遺伝子治療 |
研究概要 |
ヒトにおける第I/II相臨床試験 「自己骨髄細胞移植による末梢血管疾患の血管新生療法」の臨床試験を信州大学医学部附属病院で開始した。これまでに2名のバージャー病患者および1名の閉塞性動脈硬化症患者の重症虚血肢に自己骨髄細胞を移植し、疼痛の消失、潰瘍の改善、および救肢が得られている。また、副作用の出現は認めていない。 内皮前駆細胞の動態解析 ヒト末梢血中の内皮前駆細胞の解析法(FACS法および培養法)を確立した。維持透析患者や糖尿病患者においては、末梢血中の内皮前駆細胞数が減少しており、これら病態における血管病変の発症、進展に関連している可能性を報告した(Current Med Res Opin,2003)。 虚血性心疾患に対する治療的血管新生 ラット心筋梗塞モデルにおいて、心臓への骨髄細胞移植の有効性を確認した。さらにサルを用いた前臨床試験を開始した。アカゲサルの冠動脈前下行枝を結紮し、GFP遺伝子で標識した自己骨髄CD34陽性細胞を梗塞周囲10箇所に筋注した。2週間後の検討では、心機能の改善、心筋灌流量の増加、毛細血管数の増加などを認めた。さらに、GFP遺伝子で標識したCD34陽性細胞が血管内皮細胞に分化していることを確認した(第3回日本再生医療学会シンポジウム発表予定)。これら結果をもって、信州大学医学部医倫理委員会の承認下、平成16年4月から重症虚血性心疾患患者への自己骨髄細胞移植療法を開始する予定である。
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