研究課題/領域番号 |
13470168
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
加藤 俊一 東海大学, 医学部, 教授 (70096212)
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研究分担者 |
萩原 政夫 東海大学, 医学部, 講師 (00208422)
服部 欽哉 東海大学, 医学部, 助手 (50276820)
井上 裕靖 東海大学, 医学部, 助手 (40366000)
田中 和生 東海大学, 医学部, 助教授 (50236569)
清水 崇史 東海大学, 医学部, 助手 (00338782)
保田 由喜治 東海大学, 医学部, 助手 (60265874)
矢部 普正 東海大学, 医学部, 講師 (70220217)
矢部 みはる 東海大学, 医学部, 講師 (40172514)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | サイトメガロウイルス / キラーT細胞 / 樹状細胞 / 免疫療法 / CMV-CTL / テトラマー / HLA / 臍帯血 / DC / CTL / ウイルスの特異的免疫 / ウイルス特異的免疫 / 臍帯血移植 / ヘルペスウイルス / リンパ球幼若化反応 / real time PCR / CD8+CD11b- |
研究概要 |
【ヒト臍帯血・末梢血を用いた研究の成果】 臍帯血中のサイトメガウイルス特異的キラーT細胞(CMV-CTL)は極めて低頻度であると考えられている。今回種々方法により、同CTL誘導に到る方法の開発を目的として研究を行った。まずは基礎的検討の為に成人末梢血を用いた検討を行った。 1.Crude抗原添加単球由来樹状細胞(DC)を用いることによって、CMV抗体陽性・陰性成人いずれからもCTL誘導が可能であった。 2.HLA-A2402又は0201テトラマーを用いた陽性細胞を分離し、隔週毎のペプチド刺激によって、CTL誘導することに成功した。 1.2いずれのCTL共にウイルス感染細胞を特異的に殺傷する能力を有していた。 3.臍帯血移植後のCMV感染は頻度・重症度共に大きな問題となっている。この為に移植後のCMV-CTLの変動を把握する目的にて、テトラマーアッセイを行った。成人の造血幹細胞移植の陽性細胞数は、CMVに対する細胞性免疫能を的確に評価する指標となり得ることが明らかとなった。 【マウスを用いた研究の成果】 臍帯血由来のサイトメガロウイルス特異的キラーT細胞(CMV-CTL)による養子免疫療法の基礎データを得る目的でBALB/cマウス(H-2d)にマウスサイトメガロウイル(MCMV)を感染させる系を用いて実験を行った。実験にあたり、微量のウイルスを定量できるリアルタイムPCR(検出感度:1コピー/1検体)の系を確立し、MCMV特異的キラーT細胞を検出するテトラマーを作成した。これらを用いた実験から以下の結果を得た。 1.MCMV抗原が検出限界以下のマウスにおいてもMCMV特異的キラーT細胞は増殖・維持できることを観察しin vitroで増殖させたキラーT細胞が抗CMV抗体陰性の非感染宿主体内で維持出来る事を示した。 2.ウイルス特異的キラーT細胞の維持・増殖には宿主の常在細菌叢が関与していることを示した。
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