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組織工学的手法を用いた小腸の再生

研究課題

研究課題/領域番号 13470235
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関京都府立医科大学 (2003)
京都大学 (2001-2002)

研究代表者

貝原 聡  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教授 (70324647)

研究分担者 田畑 泰彦  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
上本 伸二  三重大学, 医学研究科, 教授 (40252449)
田中 紘一  京都大学, 医学研究科, 教授 (20115877)
岡本 雅彦  京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (90295650)
吉村 了勇  京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (00191643)
木内 哲也  京都大学, 医学研究科, 助教授 (40303820)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2003年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
キーワード小腸再生 / 組織工学 / 細胞外マトリックス / マイクロカプセル
研究概要

1.小腸細胞分離・移植に関係した研究
ラット新生児の小腸よりの小腸細胞を分離しPolyglycolic acid(PGA)メッシュに接種後同系のラットに移植し新生小腸を作製した。続いてこの新生小腸の吸収実験をラデイオアイソトープ(RI)を用いて行ったところ、正常小腸とほぼ同等の糖吸収能を有することが証明された。またこの度、コラゲナーゼ処理の方法を変えることにより、従来より平均して20%多く細胞塊を採取することが可能となった。
2.細胞外マトリックス支持組織の開発
従来のPGAメッシュには細胞の付着がきわめて不良であった。そこでPGAメツシュを7%ポリ乳酸溶液(PLLA)溶液でコーティングすることによりメッシュの繊維間に膜様構造を作製し、細胞の付着面積を増加させた。しかしPLLAは細胞付着性がきわめて不良なため、PLLA膜を持つPGAポリマーを水酸化ナトリウム処理した上でコラーゲンでさらにコーティングすることにより、小腸細胞塊の付着を向上させる事が可能となった。しかしこのポリマーに小腸細胞塊を接種し同系のラットに移植したところ、細胞塊は生着せず小腸は新生しなかった。そこで移植後1〜3日目にポリマーを採取し組織学的に検討したところ、ほとんどの細胞、特にポリマー内部のものは全て移植後早期に壊死に陥っていることがわかった。つまりポリマー内に膜様構造を作製することにより多くの細胞を移植することが可能となったが、一方で酸素や栄養素の消費量も増え、その結果としてほぼ全ての細胞が壊死に陥ったのではないかと推測された。
3.徐放性カプセルの作製
ゼラチンベースの徐放性カプセルを用いることにより、EGFがある一定の濃度・速度にて持続的に放出されることがわかったが、満足のいく細胞支持組織が完成しなかったためvivoの移植実験には用いることができなかった。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (17件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (17件)

  • [文献書誌] 阪本靖介 他: "小腸移植"総合臨床. 50(1). 80-86 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 貝原聡 他: "小腸と再生医療"今日の移植. 14(5). 608-611 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 貝原聡: "小腸の再生医学"ドクターズマガジン. 31. 42-43 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 貝原聡 他: "小腸の再生医学"小児外科. 34(7). 787-790 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 貝原聡: "小腸移植"現代医療. 1. 103-106 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 貝原聡: "ここまで進んだ再生医療の実際"田端泰彦. 195 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Koichi Tanaka, et al.: "Small bowel transplantation."Sougou Rinsho. 50(1). 80-86 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Satoshi Kaihara, et al.: "Regeneration of small intestine."Konnichinoishoku. 14(5). 608-611 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Satoshi Kaihara: "Tissue engineered intestine."Doctor's magazine. 31. 42-43 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Satoshi Kaihara, et al.: "Tissue engineered intestine."Syounigeka. 34(7). 787-790 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Satoshi Kaihara: "Small bowel transplantation."Genndai-iryou. 1. 103-106 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 貝原聡: "小腸移植"現代医療. 1. 103-106 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 貝原聡: "ここまで進んだ再生医量の実際"田畑泰彦. 195 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 貝原聡: "小腸の再生医学"ドクターズマガジン. 31. 42-43 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 貝原聡: "小腸の再生医学"小児外科. 34(7). 787-790 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 阪本靖介: "小腸移植"総合臨床. 50(1). 80-86 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 阪本靖介: "小腸移植"小児外科. 33(9). 1245-124 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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