研究課題/領域番号 |
13470256
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 近畿大学 (2003) 神戸大学 (2001-2002) |
研究代表者 |
竹山 宜典 近畿大学, 医学部, 助教授 (70263374)
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研究分担者 |
黒田 嘉和 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70178143)
上田 隆 神戸大学, 医学部付属病院, 助手 (80346262)
土師 誠二 近畿大学, 医学部, 講師 (80288935)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2001年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | 重症急性膵炎 / アポトーシス / 腸管粘膜上皮 / バクテリアルトランスローケション / 敗血症 / 免疫抑制 / 感染 / bacterial translocation / エンドトキシン / マクロファージ / 臓器障害 / 細胞内カルシウム / ヘマチン / 腸粘膜 |
研究概要 |
1.中枢性リンパ組織障害の解析ラット重症急性膵炎モデルにおいて、中枢性リンパ組織である脾臓は膵炎発症6時間後から著明な萎縮を示し、脾細胞数も顕著に減少しており、末梢リンパ球の末梢血中への動員によることが明らかになった。 2.末梢リンパ組織障害の解析末梢リンパ組織である腸間膜や頚部リンパ節や、回腸のパイエル板でも、重症急性膵炎では、発症早期からアポトーシスが著明に観察され、免疫能を修飾していることが推測された。 3.腸管粘膜障害機構の解析重症急性膵炎において腸管からのbacterial translocation(BT)は敗血症や膵、膵周囲感染を引き起こし、後期死亡の最大の原因となっていると考えられる。ラット重症急性膵炎を作成後12時間後には、腸間膜リンパ節に細菌感染が証明されエンドトキシン血症が惹起されるが、それに先立って腸管壁の菲薄化と腸管の透過性の亢進も観察された。その分子機構を解析したところ、腸管粘膜上皮細胞の著明なアポトーシスの亢進が見られた。これらの現象は、高濃度酸素供与体であるフルオロカーボンの腹腔内投与や、カスパーゼ阻害剤投与により、阻止され、腸管障害によるBTは腸管虚血によるアポトーシスにより惹起されると考えられた。 4.免疫抑制機構の解析前年度までは、リンパ球系を中心とした免疫抑制機構を解析してきたが、今年度は、単球・マクロファージ系における変化を解析した。ラット急性膵炎モデルの肺胞マクロファージにおけるエンドトキシンに対する反応性を解析したところ、軽症膵炎モデルでは対照に比較して、エンドトキシン反応としてのTNα産生能とエンドトキシン受容体であるTol like receptor4の発現が克進していたが、重症膵炎モデルではこれらが抑制されており、細菌感染時の反応性低下の機序の一つであると考えられた。
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