研究課題/領域番号 |
13470268
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
山本 文雄 秋田大学, 医学部, 教授 (00127474)
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研究分担者 |
山本 浩史 秋田大学, 医学部, 助教授 (10270795)
柳 克祥 秋田大学, 医学部, 助手 (50323142)
石橋 和幸 秋田大学, 医学部, 講師 (00291617)
加賀谷 聡 秋田大学, 医学部, 助手 (60323143)
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,600千円 (直接経費: 13,600千円)
2003年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2002年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2001年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | ティッシュエンジニアリング / 生体吸収性人工血管 / 細胞移植 / ティシュエンジニアリング / Hybrid Graft / 内皮細胞 / 平滑筋細胞 / 線維芽細胞 / 人工血管 / 生体吸収性 / ハイブリッド |
研究概要 |
自己の血管壁細胞と人工血管を用いたハイブリッド人工血管を開発し、小口径人工血管が良好な開存率を得るためには、移殖後早期に、生体血管と同様の血管壁を人工血管内に構築することが必要であることを明らかとした。 そこで、血管壁の再構築過程が終了した時点において、人工血管が生体に吸収されると、その後は生体の成長に伴い血管径の自己制御が期待されると考え、成長する新しい小児用人工血管の開発に着手した。 細胞外マトリックスにFibrin Glue(F群)およびType 1コラーゲン(C群)を用い、線維芽細胞層/平滑筋細胞層/内皮細胞層を、生体吸収性ポリマー(内径5mm、長さ5cm、poly-L-lactideとpoly-caprolactoneの共重合体を基質としたpoly-glycolic acid)上に階層構築した2種類の人工血管を作成し、細胞を採取した同一大の総頚動脈(n=16)に移殖した(2〜8週間)。また、F群と同じ作成方法で内径10mmのグラフトを下大静脈に移植した。(n=8)移植後2週間で、人工血管の基質部分はほぼ吸収されていた。C群の移植後8週間では、層状のエラスチンの構築を認めた。中膜の壁圧は、F群、C群それぞれ2週間で719±65μm、329±100μm、8週間で109±39μm、100±28μmであった。グラフト内径はF群、C群それぞれ2週間で6.4±25cm、6.0±0.6cm、8週間で6.7±0.3cm、6.5±0.8cmへと拡大傾向を認めた。下大静脈に移植した群は、全例2週間で血栓による不完全閉塞を認め、8週間では完全に閉塞していた。 自己血管壁細胞を用いた生体吸収性ハイブリッド型人工血管は、移植後早期に生体血管と同様の構築および制御過程を辿り、遠隔中期においても過度の拡張を防ぐことができる可能性があることが示唆された。
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