研究課題/領域番号 |
13470303
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中川 匠 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90338385)
五嶋 孝博 (2001-2002) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20272544)
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研究分担者 |
中村 耕三 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60126133)
平岡 久忠 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10262007)
川口 浩 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40282660)
門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
阿久根 徹 東京大学, 医学部附属病院, 医員 (60282662)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2003年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2001年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | ヌクレオチドピロリン酸(NPPS) / ttw / cystatin 10 / OPLL / ポリモルフィズム / 骨 / PPARγ / 老化 / 骨粗鬆症 / 脂肪 / ノックアウトマウス / ES細胞 / ゲノム / PPAR-γ / 骨芽細胞 / 骨髄 / 破骨細胞 |
研究概要 |
ttwマウスの石灰化誘導の分子メカニズムの解析、およびヒトnpps遺伝子座におけるSNPsの骨軟骨疾患への関与、の2点について検討した。 ttwマウスにおいて高リン食で石灰化とともに誘導される遺伝子をdifferential displayで単離、その中でも軟骨特異的に発現している新規遺伝子cystatin 10(cst10)のクローニングに成功した。In vitroの解析から、cst10は軟骨細胞の後期分化誘導能を有し、特に石灰化に重要な因子であると考えられた(J Biol Chem 278:48259,2003)。次に、Cst10遺伝子欠損マウス(Cst10KO)を作出したが、生理的には明らかな表現型を呈することがなかった。現在、このCst10KOをttwマウスと交配させることで、ttwマウスの病的表現型がレスキューされるか否かの検討を行っている。 ヒトnpps遺伝子座におけるSNPsの骨軟骨疾患への関与については、ヒトnpps遺伝子座における14カ所のSNPsについて、OPLL症例と健常例の間でassociation studyを行ったところ、IVS15-14C-TがOPLL群と健常群で有意な差を示した(P=0.022)。更にOPLL症例の中で、骨化椎体数との関連を検討すると、C→T変異のある群(p=0.013)、若年発症群(p=0.046)、女性群(p=0.006)で有意に高い骨化椎体数を呈した(J Bone Miner Res 17:138,2002)。また、これらのSNPsの、骨粗鬆症および変形性腰椎症との相関をcase-control association studyによってのみならず、internal association studyについて解析したが、この2疾患については、疾患の有無および疾患内での重症度に有意な相関は認められなかった。以上より、NppsはOPLLの病因の分子メカニズムの解明に繋がること、およびその発症・進展に対する治療の新しい分子ターゲットになることが期待される。
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