研究課題/領域番号 |
13470329
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
加納 龍彦 久留米大学, 医学部, 教授 (50040605)
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研究分担者 |
原田 秀樹 久留米大学, 医学部, 講師 (30198923)
山田 信一 久留米大学, 医学部, 助手 (90258484)
渡邉 誠之 久留米大学, 医学部, 助教授 (10201196)
福重 哲志 久留米大学, 医学部, 助教授 (80181254)
佐野 智美 久留米大学, 医学部, 助手 (60196300)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2001年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 周術期動揺 / 心血管系 / 皮膚血管 / CRPS / 多汗症 / 虚血後脳症 / 交感神経 / 部分遮断 / 周期的動揺 / RSD |
研究概要 |
1.全身麻酔下での観察 (1)脊髄機能モニタリング 経頭蓋大脳電気刺激による下肢筋誘発電位と硬膜外脊髄電気刺激による脊髄誘発電位の組合せで胸腹部大動脈瘤のグラフト置換を安全に行い得た。また、経食道エコープローブを脊髄に向け、椎間板を介して術中の脊髄横断面の観察を行った。 (2)超低体温循環停止下での乳酸値 20℃以下の超低体温下でも60分を過ぎると乳酸値が上昇し、術後の脳梗塞、腎不全の発生が懸念された。 2.全脊椎麻酔時の自律神経機能 全脊椎麻酔下では交感神経、副交感神経(主に迷走神経)ともに遮断されその回復過程では先づ迷走神経、次に胸部交感神経が順次回復する。その過程の指尖皮膚血管の周期的動揺、心拍変動の推移を観察できた。 3.胸部交感神経破壊後の皮膚血管周期的動揺 多汗症患者に施行した胸部交感神経焼灼は指尖Laser-Doppler Flowmetry(LDF)でモニタリングできる。不完全な交感神経遮断であり、手掌発汗は停止していても指尖皮膚血管の周期的動揺は早期に回復する。 4.Complex Regional Pain Syndrome(CRPS)患者の皮膚血管の周期的動揺 患肢の指尖皮膚血管の周期的動揺は病期によって異なる。早期のCRPSではむしろ亢進する。
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