研究課題/領域番号 |
13470395
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
安孫子 宜光 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050086)
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研究分担者 |
岸川 道子 (木山 道子) 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (50256905)
平塚 浩一 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80246917)
斉藤 重野 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60072394)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
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キーワード | DNAマイクロアレイ / 歯周病 / 歯肉上皮細胞 / 歯肉線維芽細胞 / 歯根膜細胞 / 骨芽細胞 / レーザー / 幹細胞 / 遺伝子発現 / 低出力レーザー / cDNAマイクロアレイ / Gene-Chip / マイクロアレイ / 上皮細胞 / 線維芽細胞 / トランスクリプトーム / 病態 / 再生 / エムドゲイン / 歯根膜 / cDNA / 蛍光標識 |
研究概要 |
本研究では、歯周病の発症過程を考慮した細胞培養実験モデルを構築し、ゲノム情報と遺伝子発現大容量解析技術を駆使したバイオイフォーマティクス研究を展開することで歯周病の病態解明、再生医療に役立つような情報を獲得することを試みた。歯肉上皮細胞、歯肉細胞線維芽細胞、歯根膜細胞、骨芽細胞の生理機能に応じた病態モデルを設定し、細胞からmRNAを回収し、DNAマイクロアレイや高性能GeneChipを用いたトランスクリプトーム解析を行った。歯肉の上皮細胞と線維芽細胞の相互作用解明のために特異発現遺伝子を解析比較した。ヒト歯根膜線維芽細胞に機械的伸展力、歯周病病原細菌LPSで刺激し、さらに再生療法への応用研究としてEmdogainを投与して、大量の発現変動遺伝子を同定した。骨芽細胞では低出力レーザー照射によって発現促進する差分可遺伝子ライブラリー構築とマイクロアレイによる遺伝子発現プロファイルをモニターした。さらに、ヒト骨髄間葉系幹細胞の骨芽細胞への分化誘導実験系を利用して、遺伝子発現をモニターした。歯周病の新生児低体重出産の機序解明に、ヒト胎盤トロホブラスト(BeWo樹立細胞株)のin vitroモデルおよび妊娠ラットを用いたin vivoモデルを確立し、カフェインによる遺伝子発現変動をモニターした。正常な唾液は歯周病の抑制に重要であり、加齢による唾液の機能低下を解明するために老化に伴う唾液腺の機能変化を遺伝子発現レベルで明らかにした。以上の実験系でえられた遺伝子発現の大容量の情報は、歯周組織の特異病態の解明、新規予防法への応用、再生医療の開発に役立つと考えられる。
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