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特異な構造をもつグルタミン酸受容体アゴニストおよびアンタゴニスト活性天然物の合成

研究課題

研究課題/領域番号 13470471
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 化学系薬学
研究機関長崎大学

研究代表者

畑山 範  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20143000)

研究分担者 岩渕 好治  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (20211766)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
2002年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2001年度: 10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
キーワードダイシハーベイン / カイトセファリン / グルタミン酸受容体アゴニスト / グルタミン酸受容体アンタゴニスト / アミノ酸 / 全合成 / クロスカップリング / アレニルメチルスタナン
研究概要

グルタミン酸受容体作用物質の研究は、アンタゴニストの構造デザイン等に関連して、脳疾患治療薬開発に繋がる研究として大きな関心がもたれている。そこで、今回研究対象として、グルタミン酸受容体アゴニストであるダイシハーベインとアンタゴニストであるカイトセファリンをとりあげた。ダイシハーベインに関しては、グルコースから出発しピラン環部への立体選択的側鎖導入に成功し、10グラムスケールで鍵中間体を得ることができた。当初計画していた官能基化されたアリルシランを用いるC-グリコシル化は実現しなかったものの、鍵中間体のアリル基をWacker酸化、トリフラート化を経てビニルトリフラートにする変換法を見出し、現在までにダイシハーベインの全炭素骨格を有する化合物のグラムスケールでの合成に成功している。この化合物はアジド基、ヒドロキシメチル基という誘導体化の足場を有しており、ダイシハーベイン誘導体合成のテンプレートとして非常に高い機能を有するものと期待される。カイトセファリンに関しては、我々が最近展開しているアレニルメチル金属の反応に基づき検討を行った。その結果、L-セリンから誘導したガーナーアルデヒドにアレニルメチルスタナンを行ったところ、ほぼ完全な選択性で反応が進行しanti-体が高収率で生成することを見いだした。
このことにより、不斉中心の集中するカイトセファリンの右半分の簡便合成の見通しがついた。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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