研究課題/領域番号 |
13470489
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大熊 芳明 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 助教授 (70192515)
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研究分担者 |
浴 俊彦 豊橋技術科学大学, エコロジー工学, 助教授 (40192512)
横井 雅幸 大阪大学, 生命機能研究科, 助手 (00322701)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2001年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
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キーワード | RNAポリメラーゼII / 転写メディエーター複合体 / 基本転写因子 / 古細菌 / TFIIE / 転写開始・伸長段階 / Znフィンガーモチーフ / TFIIH / CTD / リン酸化 / Znフィンガー領域 |
研究概要 |
1.転写メディエーター複合体の精製と解析 転写メディエーターは、細胞核外からの転写制御シグナルをRNAポリメラーゼII(PolII)へ伝える複合体である。これは20数サブユニットよりなるが、3種のサブユニットにタグを付けて各々発現するヒトHeLa細胞株を樹立し、細胞核抽出液からメディエーター複合体を精製した。その結果、1〜2Mda転写超複合体が共通に精製され、転写活性化を正に制御する機能を確認した。 2.ヒトTFIIEαのZnフィンガー領域の構造解析 ヒト基本転写因子TFIIEはαとβサブユニットがα2β2の4量体を形成し、転写開始と伸長への移行に機能する。αは中央コア領域にZnフィンガーモチーフを有しており、この欠失変異体は試験管内転写系においてドミナントネガティブとして機能することから、転写に重要と考えられる。さらに真正細菌と真核生物の中間に位置する古細菌にもZnフィンガー領域を含むTFIIEαのN末端相当領域だけが保存されていることが示され、種を越えた機能の重要性が考えられている。そこで我々は、この領域をNMR構造解析し、亜鉛を配位するZnフィンガーモチーフであること、DNA結合型の従来のものと異なり表面は負電荷を帯びて蛋白相互作用に重要な役割を持つことを明らかにした。 3.PolIIの転写開始から伸長への移行解析 TFIIEβサブユニットC末端ヘリックス領域に点変異を入れると、直鎖状DNA鋳型によるTFIIEの転写活性が失われた。これら変異は、TFIIHによるPolIICTDのリン酸化活性の促進能も失っていた。以上から、この領域は転写伸長への移行活性に関与すると考えられる。その機能メカニズムは、さらに検討中であるがTFIIHの転写伸長への移行に寄与するp44サブユニットとの結合が変異体では野生型より強くなっていたため、TFIIHとの作用の変化が寄与していると考えられる。
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