研究課題/領域番号 |
13470509
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人類遺伝学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山村 研一 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (90115197)
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研究分担者 |
荒木 喜美 熊本大学, 発生医学研究センター, 助教授 (90211705)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2001年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 家族性アミロイドポリニューロパチー / トランスサイレチン / ES細胞 / 相同組換え / Cre-loxP / 血清アミロイドP成分 / CPHPC / Cre-IoxP / 腸内細菌叢 / 家族性アミロイドニューロパシー |
研究概要 |
家族性アミロイドポリニューロパシーは常染色体優性遺伝病であり、異型トランスサイレチン分子が全身にアミロイドとして沈着する疾患である。アミロイドの沈着に到るには、4量体であるトランスサイレチン分子の解離、修飾、凝集、アミロイド形成、血清アミロイドP成分の付着のステップが考えられている。これらのステップの重要性を検討するため、マウスのトランスサイレチン遺伝子は破壊しつつ、ヒト遺伝子を自在に挿入できる可変マウスの作製を試みた。そのため、我々が開発した変異型lox71を含む相同組換えベクター、ジフテリア毒素フラッグメントA遺伝子-ヒトTTRの第1エクソンの一部も含む上流約2.6kbの配列-lox71-PGKneo-loxP-polyA-lox2272-第1エクソンの後半も含み第1イントロン約7.9kbを構築した。この相同組換えベクターをES細胞に導入し、相同組換えクローンを単離し、キメラマウスを作製した。一方、腸内細菌叢のアミロイド沈着への影響を解析したところ、コンベンショナルな腸内細菌叢では、共生菌が減少し、逆に弱毒病原微生物が増加し、腸管にアミロイドが沈着すること、好中球の浸潤が著しいことが分かった。また、10番日のCysが、分子間でS-S結合を行なうことが、単量体の凝集に重要で、それが引き金となり、アミロイド形成が開始するといわれている。このことを明らかにするため、10番日のCysをSerに置換し、かつ30番目がMetという遺伝子を構築し、トランスジェニックマウスを作製した。これらのマウスを解析したところ、アミロイド沈着が観察されなかった。よって、10番日のCysが、アミロイド沈着にとって重要なかぎを握ることが分かった。さらに、SAPの除去剤をヒトSAPトランスジェニックマウスに投与したところ、血中およびアミロイド部位からSAPが速やかに減少することが明らかとなった。
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