研究分担者 |
村田 恵子 (村田 惠子) 神戸大学, 医学部, 教授 (90105172)
法橋 尚宏 神戸大学, 医学部, 助教授 (60251229)
鳥居 央子 北里大学, 看護学部, 教授 (10227671)
大脇 万起子 滋賀県立大学, 看護短期大学部, 助教授 (00280008)
林 邦彦 群馬大学, 医学部, 教授 (80282408)
上別府 圭子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70337856)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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研究概要 |
地域で療養している健康障害をもつ子どもとその家族を対象とし,各大学が,地域と連携した継続型看護システムのモデル開発を行い,看護による活動の可能性を提示した.成果は次の通りである.(神戸大学)近隣の喘息児を養育する母親を対象とし,5日間の支援プログラムを実践すると同時に,喘息の理解と克服に役立つリソースを公開した.質問紙調査への有効回答が得られた12名の解析結果から,母子の喘息に対する自己対処能力の向上,家族の健康管理ストレスの減少傾向,参加者同士のピアサポートの促進が認められ,その有用性が示唆された. (滋賀県立大学)これまでの実践記録および聞き取り資料を分析し,地域連携型継続看護に必要な因子や,対象者がこのシステムを体験し,看護識者に対するイメージの変化と期待が生じていることなどが明らかになった.一方,本研究で立ち上げたホームページを活用して本学における研究意図および内容の理解を促した.その結果,同機関での実践と同機関を窓口とした対象者のケア依頼が可能となり,システムの一部となった. (北里大学)1)全国の看護系大学と主な医療機関に対し,慢性疾患児・障害児と家族への看護織による支援活動についての調査を実施した.活動は,治療の継続としてのものと、システム化された活動((1)看護相談(2)継続看護(3)家族を繋ぐ支援(4)既存のシステムを繋ぐ支援)に分類された.2)北里大学病院の外来受診児と家族を対象とした相談室活動からは,病気・障害を持つ子どもの育児支援、及び、外来で子ども(病児およびきょうだい)の待つ場、さらには相談に従事するスタッフ養成の必要性が示唆された. (群馬大学)研究成果報告の一環として,研究班ホームページを開設し,北里大学の調査結果概要,滋賀県立大学の看護プログラムPLAIの紹介などを行った.
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