研究課題/領域番号 |
13480003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高橋 健夫 筑波大学, 体育科学系, 教授 (60029725)
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研究分担者 |
長谷川 悦示 筑波大学, 体育科学系, 講師 (80272227)
岡出 美則 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (60169125)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | 体育教師教育 / 大学・大学院 / カリキュラム研究 / 模擬試験 / 教育実習 / 効果的な指導法 / 模擬授業 / 実践的指導力 / 組織的観察法 / 反省的授業改善 / オーストラリア / ニュージーランド / アメリカ / 大学 / 大学院 / カリキュラム / 指導法 |
研究概要 |
本報告書は大きく3部で構成されている。 第一部は、諸外国及び我が国の教師養成カリキュラム及び指導法の改革の動向である。ここでは、国際的にみて注目度の高いアメリカのオハイオ州立大学、オーストラリアのクイーンズランド大学、ニュージーランドのクライストチャーチ教育大学の教師養成システム、カリキュラム、そして授業の進め方について報告した。国内については教員養成課程を有する大学を対象にシラバスを分析した。これらからは、わが国における体育教師教育研究の実証的研究がいまだ途上であること、そして今後さらなる発展が必要であることが明らかとなった。 第2部では、教師養成の指導内容と方法開発のための実証的研究である。体育教師養成プログラムに関する実証的な研究を、筑波大学のほか、愛媛大学と茨城大学での実践について報告した。学内での模擬授業を中核としたプログラムが学生の授業実践能力の向上に有効であることが明らかとなった。特に筑波大学の実践では、学内の授業カリキュラムや教育実習に加えて校外での研修プログラムについても検討し、現職教員研修にむけた応用の可能性を検討した。 第3部では、教師養成プログラム開発のための基礎的研究である。よい体育授業のポイントとは何かについて展望し、授業中における児童・生徒の学習活動の勢い(クラスの何割が学習活動に従事しているか)と雰囲気(クラスでの情緒的な解放や肯定的な人間交流の出現)が授業に対する形成的評価とどれほど関係しているかを検討した。その結果・児童・生徒から形成的評価の高い授業ほど、学習の勢いと雰囲気が良好であることが明らかとなった。総括としてこれらの学習の勢いと雰囲気を生み出す条件について論議した。
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