研究課題/領域番号 |
13480004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
中込 四郎 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40113675)
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研究分担者 |
中島 登代子 鹿屋体育大学, 体育学部, 助教授 (60325818)
鈴木 壯 岐阜大学, 教育学部, 教授 (00115411)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | こころと身体 / 臨床学 / スポーツカウンセリング / スポーツ競技者 / メンタルトレーニング / 治療的的意味 / 象徴的理解 / 臨床スポーツ心理学 / こころ / 身体 / 箱庭療法 / 負傷 / 臨床 / 心理療法 / ピークパフォーマンス / 身体化 / 象徴性 / スポーツ |
研究概要 |
本研究計画では、スポーツ場面での「こころと身体」の問題について、臨床学的方法によって主に次のような個別の研究課題より取り組みがなされた。1)スポーツ競技者の心理療法の場で語られる「身体」のもつ治療的意味、2)「身体」の象徴的意味を手がかりとしたスポーツ競技者の心理的問題の理解、3)内的成長ないしは「内界探索」に方向付けられたメンタルトレーニングの有効性、そして4)スポーツの心理臨床における独自性、等について検討がなされた。いずれも、臨床学的方法の中心となる事例研究法によって研究資料の収集(事例の提示)ならびに分析検討がなされた。 その結果、個々の下位課題では次のようなことを明らかにした。1)「身体」の治療的意味として、「窓口としての身体」「守りとしての身体」「自己との関わり方としての身体」「象徴的意味を内包する身体」の4点を該当事例の資料から導いた。2)「身体レベル」での訴え(身体的不調・怪我、動作の混乱、パフォーマンススランプ等)のあった相談事例を提示し、因果的説明ではなくこころと身体の共時性からその意味を論じた。3)競技力向上につながったカウンセリングの事例、そして箱庭療法や描画法を取り入れたメンタルトレーニングプログラムの事例により、「内界探索」に方向付けられたメンタルトレーニングの有効性を明らかにした。4)スポーツ心理学における新たな下位領域としての「臨床スポーツ心理学」の構築に向けていくつかの提言を行った。
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