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汎用的な泳技術のリアルタイム評価システムの実用化

研究課題

研究課題/領域番号 13480007
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

高木 英樹  筑波大学, 体育科学系, 講師 (80226753)

研究分担者 仰木 裕嗣  慶応大学, 環境情報学部, 講師 (90317313)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード水泳 / 推進力 / 圧力分布 / 手部 / 流体力学
研究概要

本研究では手部模型を用いて手部表面に生じる圧力から手部全体に作用する流体力を推定する模型実験とその結果をもとに水泳運動中に手部で発揮する流体力を推定する方法論の確立を試み,泳者の手部において発揮される推進力をリアルタイムで評価できるシステムの実用化に成功した.以下に本研究で得られた結果の概要を示す.
(1)人体手部の中手指節関節上の8点における圧力分布データから算出した代表圧力値と手部全体に作用する流体力との間に高い相関関係が認められた.このことから,中手指節関節上の8点に小型圧力センサーを装着して,圧力を計測することによって,手部に作用する流体力を推定することの妥当性が確かめられた.
(2)水泳運動中の手部に対して垂直に作用する代表圧力値Pvを次式に代入し,さらに手部平面積Sを乗じることによって,手部に対して垂直に作用する流体力Fvが算出可能である.Fv=(1.339×Pv-116.150)×S
(3)本測定方法の有効性が確かめられたことから,従来の方法と比較して泳者が手部で発揮する流体力を迅速かつ正確に選手や指導者にフィードバックすることが可能となった.今後は,本測定システムを用いて,さまざまなレベルや種目における泳者の推進力を測定してデータベース化し,熟練したコーチでなくとも本測定システムを用いれば技術を客観的に評価できるソフトウェアーを提供していきたい.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Hideki TAKAGI, Ross SANDERS: "Measurement of propulsion by the hand during competitive swimming"The Engineering of Sport 4 (Blockwell Publishing). 631-637 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高木英樹: "人はどこまで速く泳げるのか"岩波書店. 118 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hideki TAKAGI and Ross SANDERS: "Measurement of propulsion by the hand during competitive swimming, in The Engineering of Sports"Blackwell Publishing, London. 4 : 631-637 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hideki TAKAGI, ROSS SANDERS: "Measurement of propulsion by the hand during competitive swimming"The Engineering of Sport4, Blackwell Publishing. 631-637 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 高木英樹: "人はどこまで速く泳げるのか"岩波書店. 118 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 高木英樹: "泳者手部の表面圧力分布測定による推進力の定量"体育の科学. 51・8. 603-608 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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