研究課題/領域番号 |
13480034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
戸田山 和久 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
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研究分担者 |
斎藤 了文 (齋藤 了文) 関西大学, 社会学部, 教授 (60195998)
久野 覚 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70153319)
黒田 光太郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30161798)
瀬口 昌久 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (40262943)
美濃 正 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (70181964)
伊勢田 哲治 名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (80324367)
別所 良美 名古屋市立大学, 人文社会学科, 助教授 (10219149)
坂下 浩司 名古屋工業大学, 共通講座教室, 講師 (20332710)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
2003年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2002年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 工学倫理 / 倫理網領 / 集団責任論 / リスク・マネジメント / 製造物責任 / 内部告発 / プロフェッション / JABEE / 倫理綱領 / 工学理論 |
研究概要 |
(1)工学的知識の特性についての科学哲学的分析から出発し、知識と行為の両面で工学の位置づけを明確にした。アメリカ合衆国およびドイツ連邦共和国において、技術者倫理・工学倫理教育の現状を調査した。既存の技術者倫理・工学倫理教科書、教材を収集し、その妥当性や教材としての適切性を分析した。 (2)アメリカ合衆国より計3名の技術者倫理・工学倫理研究者を招聘し、アメリカ合衆国における技術者倫理教育導入の経緯や現状についての情報を得るとともに、日米の技術者倫理教育の基本的条件における差異についてディスカッションを行った。さらに、技術者が倫理的責任をいかなる仕方で果たしうるのか、またそれを可能にする諸条件は何かといった点について、教育上有効な事例の掘り起こしを進め、二つの企業(INAXとデンソー)においてそれぞれ特徴的な事例を見いだし、当事者にインタビュー調査を行い、分析した。 (3)以上の理論的、実践的調査をもとに、工学部1年生を対象として、技術とは何か、技術者になるとはいかなることかといった工学原論的な内容から技術者倫理へと展開するタイプの授業プログラムをつくり、名古屋大学工学部の夏期集中講義として実行し、その結果を検討した。 上記の成果を総合する形で、新しい視点からの技術者倫理教科書を作成し、名古屋大学出版会から出版するとともに、教材・資料をWeb上で発信するためのプラットフォームとして、科学技術倫理オンラインセンターを立ち上げ、試験的運用を開始した。
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