研究課題/領域番号 |
13480041
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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研究分担者 |
越川 浩明 千葉大学, 教育学部, 教授 (60000866)
藤谷 哲 目白大学, 経営学部, 講師 (90331446)
加藤 浩 メディア教育開発センター, 研究開発部・学習リソース研究開発系, 助教授 (80332146)
高橋 正 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30179494)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 小学校から大学まで / 分散知 / 自己効力感 / インターネット / 教育実践 / 協同学習 / 携帯端末 / Web-Based Learning / Web-Based Learnina |
研究概要 |
前年度までに行った実践による、インターネットサーバに蓄積された学習のプロトコル及び諸データや、授業時間に記録されたビデオテープ、適宜実施したインタビュー、そして、質問紙による調査などのデータを分析し、考察を行った。 都内Y小学校の実践では、13年度から、参与観察を行い、膨大なデータを収集してきた。この実践では、特に、Web検索に注目し、検討してきた。結果、Web検索には、領域固有知識に加えて、文章読解能力や発達段階などの関連も示された。また、Webブラウジング時の注視時間に注目すれば、児童の発達に応じて、注視時間が長くなることが示された。このことから、注視時間と検索方略の関係も示唆された。 千葉県N中学校の実践では、知識マップ付きWeb掲示板「Naksun」を使用し、協調学習を行った。その結果、学習への効果に加えて、やる気など、自己効力感と密接に関連すると推測される面においても、促進が見られた。 T市教育センターの実践では、15年度、不登校児童生徒に、電子掲示板を使用したコミュニケーションを行ってもらったところ、普段はなかなかコミュニケーションのできない児童生徒でも、電子掲示板上では、他者と活発な議論が見られた。また、自分のことを明らかにする自己開示も、いくつか見られた。電子掲示板を使用した実践から、児童生徒の意欲などの促進も示された。このことが、児童生徒の自信につながっていく可能性も、自由記述アンケートから示唆された。
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