研究課題/領域番号 |
13480052
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
上野 晴樹 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 教授 (00082842)
|
研究分担者 |
井上 智雄 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助手 (40307666)
孫 媛 国立情報学研究所, 学術研究情報研究系, 助教授 (00249939)
丸山 勝巳 国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (60280533)
大森 康正 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (80233279)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2001年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
|
キーワード | 高等教育 / 遠隔教育 / 教育コンテンツ / インターネット / プラットフォーム / 遠隔教育環境 / XML / ソフトウェアプラットフォーム / 知的教育支援 / Web教育コンテンツ / e-Learning / コンテンツ開発環境 / 知識システム |
研究概要 |
情報化時代の高等教育は、多様化する社会の要求に応えるために、生涯教育の比重が高くなり教育に変革が生じつつある。高次情報ネットワークを高等教育へ活用することによって、教育機会の拡大、生涯教育の促進、個別要求への対応を、経済的に実現すべきである。一方、高等教育の重要な特徴は学習者の背景知識、能力、学習目的等がかなり異なる点であり、個別適応型学習環境が不可欠である。更に、教育は単に新しい技術を用いて実現できるというものではなく、理念および概念の構築、実現技術、実験を通しての多角的な評価、のスパイラルによって方向づけをすべきである。また、高等教育においては学習者自身が理解や進捗の自己評価能力を持つので、初等中等教育で必要な学習評価型教育支援機能は重要ではなく、教育コンテンツの充実が重要である。本研究では、情報ネットワークを高度に活用した遠隔教育システムに関して、特に、科学技術系教育や研修のための教育コンテンツを用いた教育の実践評価、教育への知識処理技術の応用、教育コンテンツの汎用開発環境をもつ遠隔教育システムの研究・開発に焦点を当てた。高次情報インフラの高等教育および生涯教育への適用のあり方を明らかにすることによって、"いつでも、どこでも、だれでも"型高等教育環境の実現を目指している。 本研究では、2年間に渡る研究成果をベースとして、実際に社会のニーズに応える有用な成果物を出すこととし、Internet環境下で共同利用できる汎用遠隔教育環境WebLSの開発と評価を行った。このシステムは、WindowsOSで、世界のどこからでもアクセスでき、ITの非専門家である教師自身がワープロ感覚で教材開発が出来る。新しく教材を作成することに加えて、学術論文から教材への自動取り込み、パワーポイントコンテンツやビデヲの取り込み、編集などが極めて容易に出来る。一方、受講生も一般的なInternetブラウザ環境で、このシステムにアクセスでき、各自のペースで勉強することが出来る。コンテンツそのものはXML表現になっているので、互換性が高い。また、このシステムに色々な機能を付加することによって、実用的な遠隔教育環境へと発展させることが可能である。
|