研究課題/領域番号 |
13480056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
澤崎 眞彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014785)
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研究分担者 |
田邉 隆 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80155192)
茂手木 潔子 上越教育大学, 教育学部, 教授 (30174345)
八木 正一 埼玉大学, 教育学部, 教授 (70117026)
石塚 真子 聖徳大学, 人文学部, 講師 (70348431)
竹内 貞一 平成音楽大学, 音楽学部, 講師 (80341600)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
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キーワード | 日本の太鼓 / 教材開発 / 授業実践 |
研究概要 |
本研究では、共同研究者全員で日本の太鼓に関する現地取材、文献研究等を行った。さらに、全国の約700市の教育委員会に質問紙調査(「中学校における日本の太鼓の実施について」を依頼し、それらの回答に基づき、中学校での日本の太鼓の実践状況を分析・考察した。また、日本の太鼓の音・音楽の特徴、学びのあり方を生かすという視点、さらに子どもと共に授業をつくるという教育学的見地から、日本の太鼓の教材化に関する研究等を行った。 これらの基礎調査、基礎研究を通して、日本の音・音楽を表現教材としてとり上げる際の理念と方法に関する一つの仮説を構築した。その理念と方法に基づいて、教材を開発し、実践指導における方法を導き出した。そこで生み出された音楽授業モデルを、研究協力者と連携することにより、実際に授業実践(東京都中央区立菅刈小学校、東京学芸大学附属小金井中学等々)に適用し実証的に研究を推進した。3年間を通しての継続的な実践を通して、理論と実践の組織だった研究を行うことによって、実際の教育現場でとり組むことのできる教材の開発とその理念と方法を構築することができた。 2002年の文部所指導要領の改訂にともなって、音楽科では、中・高等学校において日本の楽器にとり組むことが義務づけられた。この研究の成果は、日本の楽器の一つのとり組みとして、寄与できるものであり、「日本の音楽」、「地域の芸能の音楽」、「日本の楽器」の指導の質、量ともに充実が図られていることに深く結びついていくことができるであろう。 さらに、今までこのように日本の太鼓に関する、理論と実践の組織だった研究がなされてこなかったことを考えあわせても、音楽教育界において貴重な研究と位置づけることができる。
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