研究課題/領域番号 |
13480057
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
堀 典子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90057117)
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研究分担者 |
鈴木 幹雄 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70163003)
金子 一夫 茨城大学, 教育学部, 教授 (70114014)
新井 哲夫 群馬大学, 教育学部, 教授 (40222715)
藤江 充 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00106957)
長谷川 哲哉 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50031810)
仲瀬 律久 聖徳大学, 人文学部, 教授 (70198109)
直江 俊雄 筑波大学, 芸術学系, 講師 (10272212)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2002年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | ドイツの鑑賞教育 / 鑑賞と表現の一体化 / 対話型鑑賞方法 / 鑑賞教育の方法論 / 鑑賞教育の比較研究 / 鑑賞 / ドイツの美術教育 / 表現 |
研究概要 |
本研究においては、4章より成る報告書作成を課題とした。基礎的、理論的研究である第1章においては、長谷川哲哉がドイツ近代の美術鑑賞教育について、鈴木幹雄がドイツの芸術教育学の深層に伏せられた鑑賞教育について、堀典子がドイツ鑑賞教育の準教科書について考察した。 第2章および第3章においては、6名の分担研究者達が、平成12年度横浜国立大学で行われた公開講座『ドイツ・ギムナジウムにおける鑑賞と表現の授業方法』を収録したカセットテープを翻訳・文章化したものを基盤テキストとして、「鑑賞と表現が密接に関連したドイツの美術の授業」を分析し考察した。仲瀬律久は、そこにおける対話型鑑賞方法についてまとめ、新井哲夫は全コースの鑑賞教育プログラムを、鑑賞教育の方法論、鑑賞・制作観、対話の機能等の観点から分析し、その特色を明らかにした。宇田秀士は、それらをうけて我国の美術鑑賞教育の方法改善に関する提案を行った。 第4章においては、比較研究を主とした「美術鑑賞教育をめぐる課題」と提案について述べられている。藤江充はドイツとアメリカの美術教育の比較を行い、直江俊雄はドイツ・英国および日本の芸術環境支援教育について述べた。池内慈朗が認知的学習によって結びつけるアメリカの鑑賞と表現について考察を行った。寺澤節雄は公開講座の講師シュルツェーヴェスラルン女史の授業に触発され、エルンスト、ドローネ、クレー等の作品鑑賞と造形演習を行い、金子一夫は近代日本の美術鑑賞教材は、明治後期の図画教科書に登場し、鑑賞授業は大正中期に一定水準に達していたことを実証的に明らかにした。
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