研究課題/領域番号 |
13480193
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
倉光 成紀 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60153368)
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研究分担者 |
増井 良治 大阪大学, 大学院・理学研究科, 講師 (40252580)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
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キーワード | DNA修復 / 酸化傷害 / ヌクレオチド / 触媒反応機構 / 基質認識機構 / 高度好熱菌 / 酸化傷害DNA修復 / 8-オキソグアニン / MutM / フリップアウト / Thermus thermophilus HB8 / 立体構造反応解析 / 基質特異性 / 分子機能解析 |
研究概要 |
DNAには様々な傷害が生じている。その傷害を直ちに修復してDNAの遺伝情報を持するために、細胞内には様々なDNA修復系が存在する。原核生物の場合、DNA修復には数十種類の酵素が関与するが、酸化傷害塩基の修復には、MutMタンパク質やMutYタンパク質の他、Nudixファミリーに属するMutTなどのタンパク質が含まれる。構造機能解析に適した高度好熱菌Thermus thermophilus HB8のタンパク質を利用して、これらタンパク質群の構造機能解析を行った。MutMについては、DNAとMutMタンパク質との複合体の立体構造が明らかになったので、それらの結果を基にし、触媒基と推定されるアミノ酸残基や傷害DNA認識に関与すると推定されるアミノ酸残基を置換した変異型酵素を作製した。それら変異型MutMタンパク質の基質認識機構や、律速段階における触媒基の役割について調べた。また、MutTの含まれるNudixタンパク質群についても解析を行った。Nudixタンパク質群には、多くの機能未知タンパク質が含まれるので、機能未知タンパク質の機能同定法を行うために、遺伝子破壊株作製用の耐熱性薬剤耐性遺伝子を作製し、作製した遺伝子破壊株について解析するとともに、分子機能の解析を行った。
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