研究課題/領域番号 |
13480235
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
喜多村 直実 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (80107424)
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研究分担者 |
駒田 雅之 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教授 (10225568)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
2002年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2001年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
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キーワード | 細胞増殖因子 / 細胞増殖因子受容体 / エンドサイトーシス / Hrs / Hrs結合蛋白質(Hbp) / 選別輸送 / 初期エンドソーム / 蛋白質のユビキチン化 / Hbp / ユビキチン / FYVEドメイン |
研究概要 |
細胞増殖因子が受容体に結合すると、両者は小胞輸送により内在化し初期エンドソームに運ばれる。その後、細胞表面へはリサイクルされずにリソソームに運ばれ分解される。本研究では、エンドサイトーシスの制御因子であると考えられているHrsとHrs結合蛋白質(Hbp)がどのようなメカニズムにより、増殖因子と受容体のエンドサイトーシスを制御しているかを明らかにすることを目的として解析を行い、以下の結果を得た。 1.EGF受容体は、EGFで細胞を刺激した後60分で後期エンドソームあるいはリソソームに輸送される。この経路におけるHrsの役割を調べるために、細胞にHrsを過剰発現しその影響について解析した。その結果、Hrsを過剰発現した細胞ではEGF刺激60分後においてもEGF受容体はHrsと局在を共にし、初期エンドソームに蓄積した。またこの蓄積は、HrsのもつFYVEドメインの変異体の過剰発現では観察されなかった。これらの結果は、HrsがEGF受容体のエンドサイトーシスを初期エンドソームで制御し、その制御にはHrsのFYVEドメインが重要であることを示唆している。 2.Hbpがユビキチンと結合することが見出されていることから、Hbpはユビキチン化した受容体と相互作用し、受容体の選別輸送の制御に関わっている可能性が考えられる。そこでHbpがユビキチン化された蛋白質に結合するか否かについて解析した。その結果、HbpはVHSドメインとUIMを介してユビキチン化した蛋白質に結合することが明らかになった。またHbpを過剰発現した細胞においてユビキチン化された蛋白質が初期エンドソームに蓄積した。したがってユビキチン化された受容体が初期エンドソームにおいてHbpと結合することが示唆された。
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