研究課題/領域番号 |
13480285
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
村林 俊 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30200306)
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研究分担者 |
岩淵 和也 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助教授 (20184898)
三田村 好矩 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70002110)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | 変動磁場 / マクロファージ / リンパ球 / INF-γ受容体 / IL-1 / IL-2 / IL-2受容体 / 抗ガン剤 / 細胞膜形態 / 細胞膜の物質透過性 / ConA / 増殖活性制御 / INF-_γ / INF-_γ受容体 |
研究概要 |
パルス磁場の免疫細胞への作用効果は、磁場の安全性の観点のみならず、免疫療法における免疫細胞の機能調節の観点よりも解明すべきことと考え、研究を行った。本研究開始前に、INF-γによるマクロファージ(Mφ)活性化において、変動磁場が印加されることにより活性化が増強されること、その機構がCaイオンの細胞内取り込みの促進、増強によることを明らかとしていた。本研究においては、その機構解明を一つの目的とし、INF-受容体結合過程におよぼす変動磁場効果を調べたところ、磁場印加によりINF結合量の増加現象を見出した。また、リンパ球のマイトジェン刺激時の磁場効果について調べたところ、磁場効果は印加時間に依存し、短時間印加においては活性化を増強し、長時間印加においては活性化が減少することを見出し、その抑制効果はIL2受容体減少に因ることを明らかとした。すなわち、変動磁場は細胞膜成分に大きな影響を与えることを見出した。そのため細胞膜への変動磁場の影響を、物質透過性の観点からも検証することを目的とし、各種抗ガン剤の細胞内取り込み過程に及ぼす影響を調べたところ、検討した抗ガン剤のうち細胞透過性が低いと考えられるdaunorubihinにおいて、顕著な透過性向上が生じることを明らかとなり、変動磁場は細胞膜へ顕著な影響を与えることが明らかとなった
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