研究課題/領域番号 |
13490014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
長田 博 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40233506)
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研究分担者 |
曹 斗変 (ちょ 斗変) 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (20262834)
桃木 厚子 (大橋 厚子) 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (80311710)
大塚 豊 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (00116550)
梅村 哲夫 琉球大学, 法文学部, 講師 (30293715)
大坪 滋 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40247622)
江崎 光男 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60029915)
馬場 雄司 三重県立看護大学, 看護学部, 助教授 (10238230)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2001年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 国際開発協力 / 海外実地研修 / 人材育成 / PCM / 実践教育 / フィールドワーク / 開発調査 / 教材開発 / 人材養成 / ケース・メソッド / 開発評価 / 実践的教育 |
研究概要 |
研究成果報告書は、5部から構成されている。 第I部は、多様な海外実地研修(Overseas Fieldwork=OFW)の全体像に関する事例研究で、名古屋大学大学院国際開発研究科(GSID)の正規カリキュラムとして中国(第1章、2001年)、タイ(第2章、2002年)、韓国(第3章、2003年)で実施したOFWにおける新たな試みの成果と課題報告である。中国でのOFWからは、新規開拓の困難さ、官僚主義的な手続き、情報入手の困難さ等の中で、運営上・教育上いかなる対応が必要となったかわかる。タイでのOFWでは、2つの試みがなされた。第1に開発のプロが実施する調査と報告書作成までの手順を雛形としたプログラムが組まれ、第2に学生をテーマ別とサイト別の両グループに所属させた。この方式は学生の学習量と内容が豊富になるという反面、教官の負担が大きいという結果になった。韓国でのOFWは、学生の自主性を重した柔軟なプログラムを試みたこと、途上国から先進工業国への移行過程を見ることが出来たという特徴を持った。また比較検討の対象として、第4章では国際開発高等教育機構(FASID)のフィールドワーク・プログラムが、第5章では比較的少人数で調査目的を絞ったカンボジアにおけるGSIDのフィールドワークのケースが、第6章では主にNGOの協カを得る方式のバングラデシュにおける実施可能性が報告されている。 第II(第7章-第12章)では、海外実地研修の運営の実際について、参加経験のある教官から具体的かつ様々な問題点の指摘と提言、学生の評価を扱っている。第III部は、教育カリキュラムにおける海外実地研修の位置づけの検討である。GSIDが実施している国内実地研修(DFW)との連携の検討(第13章)、国際開発系大学院の教育における海外研修の位置づけ(第14章)、英国での状況(第15章)が報告されている。第IV部(第16章)は、内外の関係者を招いて興味深い議論が展開された平成15年10月開催のワークショップ成果の要旨である。第V部は、OFWの事前調査と教材開発の事例として、2002年タイの資料を収録している。
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