研究課題/領域番号 |
13490018
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中山 修一 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (30084122)
|
研究分担者 |
太田 博史 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50118006)
長田 博 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40233506)
岩崎 秀樹 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50116539)
青木 隆 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (60251146)
辻 正次 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (90029918)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2001年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
|
キーワード | 国際協力 / 開発人材 / カリキュラム開発 / 大学院教育 / フィールドワーク / 国際ボランティア / 海外ボランティア / フィールド・ワーク / インターン・シップ / ボニンティア / 開発途上国 |
研究概要 |
国立大学開発関係大学院は、創設以来の研究・教育の実績と社会環境の変化を踏まえて、そのあり方を問う時期に来ている。特に教育カリキュラムに関しては、国際協力開発分野での人材需要に応えるための実践的教育内容の整備が急務である。本研究ではこれに対する有効な教育方法のひとつとして海外実習プログラムについて詳細に検討した。国内の大学院において現在行われている海外実習プログラムは概ね数日から数週間の開発途上国滞在を中心にそれに付随する教育活動を含めて制度化されている。いずれのプログラムにおいても、その教育的効果は認められているが、実施上の困難も多く、より円滑なプログラム実施のために、大学院と外部機関との連携が徐々に進んでいる。現状では学生に国際協力業務を経験させるインターンシップ型の連携が先行している。ここでは学生は業務経験とともに人的ネットワークも形成できるメリットがあるが、参加者に一定水準以上の業務能力が前提されるため、それを大学院側がカリキュラムの中で教育できる体制整備が課題となる。さらに研究活動を含めた長期の海外滞在を可能にするプログラムとして海外ボランティア事業との連携は有効とみられるが、英米の大学院の同種のプログラムの調査から得られた考察として、その実効性を高めるためにはプログラムがボランティア事業そのものの質的向上に貢献し、その社会的評価を高めることが求められる。さらに大学院自身が海外での開発調査・プロジェクト実施等の能力を含め積極的に開発事業に関与できる体制を整備することによって、社会人や途上国経験者を含めた総合的な開発人材教育が可能となる。
|