研究課題/領域番号 |
13490032
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
札野 順 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90229089)
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研究分担者 |
飯野 弘之 金沢工業大学, 工学部, 教授 (40288262)
山本 凉市 (山本 涼市) 金沢工業大学, 工学部, 教授 (50288263)
堀 幸夫 金沢工業大学, 工学部, 教授 (00010588)
松原 洋 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70173870)
LUEGENBIEHL Heinz ローズ・ハルマン工科大学, 教授
西村 秀雄 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (70208221)
HEINZ Luegenbiehl ローズ・ハルマン工科大学, 教授
CLARK Scott ローズ・ハルマン工科大学, 準教授
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2001年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | 技術倫理 / 技術者倫理 / 工学教育 / Ethics across the curriculum / Profession / 価値共有 / 測定と評価 / 技術倫理教育 / Ethics rubric / Ethics Across the Curriculum / Micro-insertion / Online Ethics Center / JABEE / カリキュラムを通しての倫理教育 |
研究概要 |
1.高等教育や企業などの違いを越えて、倫理教育・研修を行う上で、Plan-do-check-actといういわゆるPDCAサイクルを持った「価値共有プログラム」という概念が有効であることを提案した。 2.「Ethics across the Curriculum(以下EAC)」、すなわち、カリキュラムを通して行う科学技術倫理教育の可能性に関して総合的な検討を行ない、1)金沢工業大学が平成16年度から実践するカリキュラムの具体的内容、2)EACの歴史、理論、応用、評価、3)倫理教育を専門科目と統合する方法とその問題点、4)技術者教育と人文科学を再統合する試み、6)大学全体での倫理に関する測定と評価を行う方法、8)倫理的ジレンマ解決能力の測定と評価の方法、などに関する具体的な成果を挙げた。 3.原子力産業に関連する企業、研究組織などを中心に、技術者や研究者が持つ「価値」群を明確化するためのアンケート調査を実施した結果、学協会が示す価値群と優先順位などについて差があることがわかった。 4.実効性のある企業倫理プログラムに不可欠な要素(倫理綱領、トップのコミットメント、教育・研修、ヘルプラインなど)を抽出した。 5.技術倫理教育のための教材を開発し、教科書および視聴覚教材を作成した。(平成16年度開講の放送大学科目「技術者倫理」) 6.科学技術倫理プログラムを構築する上で、今後、最大の課題となるのは、プログラムの実効性を測定する手法であることを確認し、具体的なツールとして、学習者のベスト・ワーク登録するe-portfolioや倫理的価値判断能力を測定するための手法ethics rubricなどの有効性について検討した。 7.今後、科学技術倫理を国際的・学際的に研究するための組織、Ethics Crossroads Centerの基本構想を練り上げた。
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