研究課題/領域番号 |
13554016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
湯元 清文 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (20125686)
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研究分担者 |
塩川 和夫 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (80226092)
河野 英昭 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (60304721)
吉川 顕正 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (70284479)
小沢 和夫 コスモデザイン株式会社, 取締役社長(研究職)
瀬戸 正弘 (瀬戸 雅弘) 東北工業大学, 通信工学科, 教授 (60085412)
林 幹治 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60011730)
巻田 和男 拓殖大学, 工学部, 教授 (40129945)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2003年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2002年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 宇宙天気 / 極域擾乱 / 赤道域ネットワーク / GPS / 宙空環境変動 / 環太平洋地磁気ネットワーク観測 / リアルタイム / 自動観測記録システム / 観測記録システムの開発 / 全地球的規模の観測 / 無停電電源 / GPS衛星信号受信 / フラッシュメモリカード / 半自動観測記録システム / フラッシュメモリーカード |
研究概要 |
平成13年度から15年度に渡って当該研究課題の科研費の交付を受け、全地球的規模に分布した各観測点での絶対時刻精度を数十m秒以内に保てるGPS衛星信号受信システムを内蔵した信頼性の高い安定した観測データ記録装置を開発し、グローバルな宙空環境変動観測用の半自動記録システムの開発と実用化を達成した。以下、研究成果の概要をまとめる。 1.データ収録システム並びに実用化モデルの検査 データ収録システムを設計した後、電源対策を施し、GPS計時装置を組み入れた、フラッシュメモリーカード(650Mbyte)を記録媒体とするCPUによるシステムコントロールできうる省電力型の半自動観測記録システムを試作完成し、その性能を検査した。 2.実用化システムの製作・購入 1に基づいて開発した仕様に従ってGPS付半自動観測記録システムを製作する為に備品を購入した。 3.実用化システムの性能試験 210度磁気子午線沿いのシベリア、アラスカ、日本、オーストラリア等の36観測点、磁気赤道域で経度の隔ったブラジル、ペルー、西太平洋、ミクロネシア諸島の12観測点や北米の極冠からオーロラ帯の20観測点からなる観測網の中で、特に、国内の5観測点と設置環境の悪い観測維持の困難な海外観測1点に新しいGPS付観測記録システムを配備し、データ取得の安定度、データの精度等の確立の為の、実用化システムの性能試験をした。 4.インターネット、衛星及び電話回線を用いた観測データのオンライン・リアルタイム取得の予備観測を開始した。 これらの成果を下に、今後、地球規模に配置された50点以上の観測点間の相対的な時間差を1秒以内に確保し、太陽風擾乱により発生したsc/si変動などの過渡現象やDP2やULF波動の侵入過程や電磁圏内の伝播過程を解明・検証することが可能となるであろう。
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