• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

患者と医師の負担低減を目的とした多機能マイクロカテーテル遠隔操作システム

研究課題

研究課題/領域番号 13555074
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関名古屋大学

研究代表者

福田 敏男  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (70156785)

研究分担者 根来 真 (根來 真)  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (90115618)
長谷川 泰久  筑波大学, 機能工学系, 講師 (70303675)
新井 史人  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (90221051)
見上 孝  クリニカルサプライ, 研究開発部, 副部長
糸魚川 貢一  東海理化電機製作所, 開発部, 室長
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワードカテーテル / 遠隔操作 / マスタ・スレーブシステム / 接触センサ / 圧電薄膜 / マクロセンサ / 低侵襲医療 / メディカルロボット / スレーブ装置 / 触覚センサ / マイクロセンサ / 低浸襲医療 / 水熱合成法 / 遠隔医療
研究概要

1.マスタースレーブシステム
カテーテルとガイドワイヤーが独立に遠隔操作できるように,スレーブ装置を開発した.自由度は前後1自由度と回転1自由度の合計2自由度である.特に,前後の駆動方式はシャープペンシルの機構を模擬した間欠駆動方式とした.これにより,従来のローラー駆動形式と比較して,安全性が向上した.また,回転駆動に伴う配線の処理が簡素化できた.1回の送り出しで送り出せるカテーテルの移動量を外部信号によって自由に変更可能とした.また,前進,後進も制御信号により切り替えることが可能となった.これにより,最小では0.1mmのステップでカテーテルを前進または後進させることに成功し,位置決め特性が大幅に改善できた.また,カテーテルの固定を解除する安全機構をとりつけた.カテーテルの径が変わる場合にはチャックを変更することで対応できる.カテーテルが通過する部分はユニットごと分割できる構造とし,チャックとともに滅菌処理が可能である.
2.超小型接触センサ
カテーテルの先端に装着可能な直径1mmの超小型接触センサを開発した.本センサは圧電薄膜によるアクチュエータ機能を利用して振動を励起し,センサが対象に接触したときのインピーダンス変化を圧電薄膜のセンサ機能を利用して検知するものである.圧電薄膜はチタン基板に水熱合成法を利用して成膜した.接触前後のインピーダンス特性の変化によって接触の有無を検出することが可能となった.
3.遠隔医療システム
マスタースレーブシステムを組み合わせて遠隔操作システムを構築した.シリコン樹脂製の透明で,血管内腔を有する血管モデルを製作し,これを用いた血管内手術の模擬実験において,システムの評価を行ったところ,カテーテルを目的部位に挿入することが可能となった.

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi