研究課題/領域番号 |
13555075
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
楢原 弘之 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (80208082)
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研究分担者 |
小黒 龍一 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (30363394)
是澤 宏之 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (70295012)
鈴木 裕 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00144204)
筒井 幸雄 安川電機株式会社, 技術開発本部, 研究員
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ラピッドプロトタイピング / 光造形法 / マグネット / 多極マグネット / マイクロモータ / 感光性樹脂 / rapid prototyping / stereolithography / magnet / photo-resin |
研究概要 |
本研究から得られた結果をまとめると以下のようになる. (1)光造形法に基づく多極マグネット製造技術 光造形法によるマグネット製造の技術的課題の一つである精度向上問題を実施した。装置自体の改良を目的とするアプローチについて、液面計測技術の開発を行った。品質工学に基づいた加工条件の設定を開発した。製造性評価の問題に対しては、CADデータから形状特徴を抽出しその情報に基づいて、成形容易性を評価するアプローチを実施した。また、光造形法に基づくマグネット製造実験を可能とするための実験装置の開発を行った。成形材料の問題に対しては、材料の配合比率の問題について基礎実験を実施し、幾つかの知見を得た。 (2)多極マイクロモータ用マグネットの評価 光造形法に基づく多極微小マグネットの成形技術の基礎的評価として、材料混合割合に対する耐荷重、残留磁束密度への影響を調べた。磁性体混入比率が高くなるほど、残留磁束密度は高くなるが、耐荷重は低くなる。また適度な界面活性剤の添加は残留磁束密度の向上に寄与することがわかった。異方性磁性粉末の選択的な磁場配向と固定化技術の解析を行った。光造形法にもとづく多極マグネット成形では、適切なマグネット構造にすれば、少ない着磁ヨークで多極マグネントの着磁を性能的に問題なく行えることが示された。 (3)光造形法に基づく多極マイクロマクネットを用いたマイクロモータの評価 光造形法に基づいた多自由度ステッピングモータを実現するために、球形ロータを考案し、このロータの回転駆動に必要な駆動方式についての解析を行った。積分要素法に基づいたトルク解析を行うことで、モータの回転に必要なコイルの配置、駆動方式を見出した。
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