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光ファイバーセンサーの高機能化および土木構造物のヘルスモニタリングへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 13555132
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関京都大学

研究代表者

杉浦 邦征  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70216307)

研究分担者 山口 隆司  大阪市立大学, 工学研究科, 講師 (50283643)
永田 和寿  京都大学, 工学研究科, 助手 (40301238)
小野 紘一  京都大学, 国際融合創造センター, 教授 (00283622)
船越 亘  株式会社ニチゾウテック, 技術コンサルティング本部, 技術営業担当部長
橋本 孝晴  株式会社東京測器研究所, FBC, 研究主任
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2002年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
キーワード光ファイバー / ひずみ計測 / 温度計測 / FBG / 健全性 / 診断
研究概要

米国においては,20世紀を終えるにあたり,社会基盤施設の老朽化が非常に深刻化した結果,それらの維持管理を如何に合理的・効率的に進めるかが問題となった.我が国においても,老朽化は急速に進行しつつある.補修ならびに補強を前提とした維持管理,構造制御に関わる研究をベースとして,構造物にセンサーを設置し,音,温度,変形,振動,腐食量などの物理量を常時観測し,その観測値をさまざまな信号処理技術を駆使して分析することで,対象物に蓄積された損傷の程度を経時的に把握し,構造物の健全性を総合的に判断するヘルスモニタリング技術の確立が求められている.
本研究では,近年実用化が著しい光ファイバーを活用した物理量計測の高度化を進め,社会基盤施設のヘルスモニタリングシステムへの応用を検討することを目的とした.特に,FBG形式ひずみ計測の同時多点計測が可能であることを有効に活用することで,多機能光ファイバーセンシングの可能性を検討した.本研究を遂行するにあたり,平成13年度には,光ファイバーセンサーの基本性能試験結果,およびセンサー開発動向ならびに実構造物の健全性診断の現状調査結果をまとめ,続いて平成14年度では,各種センサーの構造モデルの立案を行い,室内実験により検討した.また,室内実験および現場計測等で,どのようなセンサーの必要性があるか,何をモニタリングして構造物の健全性を評価することができるのか本研究参画者全体で議論した.留意すべきことは,光ファイバーセンサーにはノイズに強い・超軽量などの利点があるが,使いやすさ・現場での測定精度・コスト面などにおいて,現行のひずみゲージより優位になるまでには,相当の時間を有するものと思われ,当面の間は,パッキングをベースとしたひずみモジュール,各種土木変換器のような光ファイバーの利点が最大限有効に生かされ,かつ,欠点が問題とならないような用途に限定される.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小野紘一, 大島義信, 杉浦邦征: "FBGセンサを用いたひずみ計測用モジュールの開発"応用力学論文集,土木学会. 5. 863-872 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ono, K., Oshima, Y. and Sugiura, K.: "Development of a strain measurement module using FBG sensor"Journal of Applied Mechanics, JSCE. Vol.5. 863-872 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小野紘一, 大島義信, 杉浦邦征: "FBGセンサを用いたひずみ計測用モジュールの開発"応用力学論文集,土木学会. 5. 863-872 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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