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パッシブソーラーハウスへの適用のための炭化ワラ材料を用いた息をする壁体の実用化

研究課題

研究課題/領域番号 13555160
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 建築環境・設備
研究機関東京工業大学

研究代表者

梅于野 晁 (梅干野 晁)  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50108213)

研究分担者 何 江  株式会社オーエムソーラー協会, 技術開発チーム, 主任研究員
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
キーワード炭化ワラ材料 / 息をする壁体 / 実用化 / 省エネルギー / 数値シミュレーション / 結露 / パネル化 / 設計データ / 熱的性能 / 熱回収 / LCA / 透気特性
研究概要

本研究は,「炭化ワラ材料を用いた息をする壁体」実用化することを目的としている。この壁は,地球環境およぴ地球環境に配慮した建築へ貢献できるような環境調和型建築部材である。当初の計画では実測による適用住宅の性能評価を行う予定であった。しかしながら,建築家や建築関連業務従事者へのヒアリング調査によって,設計段階における性能予測のための定量的な透気・熱・湿気のデータを欲していることが判明した。だから,本研究ではこの設計データの整備及ぴ性能予測手法の開発に重点をシフトした。具体的な成果は以下の通りである。
1.実用化に向けて施工性を重視し,かつ環境に配慮した材料によるパネル状コア部材への改良を行った。
2.透気特性を把握し,設計データとして使用可能な形にまとめた。具体的には実験的にコア部材内の空気流はダルシー則が成立することと,透気量は部材密度に負の一次関数の関係があることを把握した。この知見を用い,部材密度と必要換気量の関係から部材の設置面積の計算手法を提案した。また,設計のための換気計画の基礎データを提示した。
3.コア部材の部材としての熱的性能を予測するための数値シミュレーションを開発し,その性能の把握を行った。その結果熱回収による省エネルギー効果を定量的に示すと共に,厳しい条件下であっても結露発生危険性が低いことを確認した。
4.設計段階において,住宅に適用した際の年間を通しての換気回数および熱負荷削減効果を計算できるアルゴリズムを開発した。その結果,自然換気と比較すれば大きな省エネルギー効果が得られることを確認した。また,パッシブソーラーハウスとの併用によって換気量を制御すれぱ,さらに高い省エネルギー効果を得られることが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 柴崎健一, 梅干野晃, 田中稲子: "生活環境における緑の管理と植物系炭化材料利用に関する実践的研究 その10 炭化ワラ材料を用いた「息をする壁体」の熱的性能の予測"日本建築学会学術講演梗概集(東海). (発表予定). (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "Practical Study on Green Management in Living and Utilization of Charcoal Part8 Prediction of Thermal Performance of "Breathing Wall" Using Charcolized Straw"Summaries of Technical Papers of Annual Meeting, Architectural Institute of Japan.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田中稲子, 梅干野晃, 長澤佳央, 奥村昭雄: "炭化ワラ材料を用いた透気性壁体の適用手法に関する研究 実験住宅における壁体の熱湿気特性"日本建築学会技術報告集. 第14号. 203-206 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 田中稲子, 梅干野晃: "生活環境における緑の管理と植物系炭化材料利用に関する実践的研究 その9 炭化ワラ材料を用いた「息をする壁体」のLCAの検討"日本建築学会大会学術講演梗概集. D-1・環境工学I. 999-1000 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 梅干野晃, 田中稲子: "パッシブ部材「息をする壁」〜自然と交歓する建築を目指して"未来材料. 第1巻・第8号. 8-14 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 田中稲子, 武山倫: "炭化ワラ材料を用いた「息をする壁体」の研究報告"OMフォーラム. Vol.16. 2-11 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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